Wednesday, December 28, 2005

今年もお世話になりました 3






松岡です。





3日間連続でお送りしたブログでしたが、最終日になって朝からずーっと会議やら何やらであわただしく・・・皆様スイマセン。

うまく落とせませんでした(笑)*1





今年の9月から始めたブログですが、見てくださっている皆様のおかげで、なんとか年を越せるまで続けることができました。本当にありがとうございます。





また来年も、皆様からのご意見を頂きながら、楽しいブログにしていきたいと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。





※とりあえず、字を大きくしてみました。よいお年をー。




*1:勝手にNが書き加えてみます(だからこその脚注ってもんっすよ!(謎))。そう、朝からMさんとどういう記事にするか話していたのですが、結局決着がつかないまま今年の仕事納めとなってしまいました。ふー。(ふー、ってフォー!と似てますよねえ。溜息、フォー!フォーってどこかダース・ベイダーみたいですよねー。スターウォーズって全然関係ないんですけれど、<諸君、私はスタートレックが好きだ。TOSが好きだ。TNGが好きだ。DS9が好きだ。VOYが好きだ。ENTが好きだ。>スタートレックには時代時代のアメリカの、或いは世界の、情況が反映されていると思います。トレッキー、フォー!)新年に改めてご案内できるかと思いますが、某大手SNSで「公的機関のオタ連合」なるコミュニティを立ち上げました。皆さんのご参加をお待ちしております! byMさんにもGさんにも黙って投稿してしまって危機、フォー!のN 皆様、よいお年をお迎え下さい!





Tuesday, December 27, 2005

今年もお世話になりました 2







M:一応今年やったいろんな基金事業振り返りませんか?





N:ええよ~。ほな、自分が行ったイベントから話したらええんやろか?


今年行なわれた、主催も助成も含めて、JFがどこかで関係しているイベントだと、東京都写真美術館でのOTAKU展の凱旋展が最初かな。やっぱり(笑)。


あれ?東京国際芸術祭の「壁」と「ジュヌン」ってその後だっけ?あと、ホテル・グランドアジアは観に行けなかったんだった・・・。





そういえば、松岡さんはコリア・ジャパン・ロードクラブフェスティバルでソウルまで行ってきたんだよね。私は家でライブ中継を見てただけ(苦笑)。


ロシア語の現代日本文学アンソロジー・シリーズも短詩型の部分だけ読もうとしたり、歌人や俳人の名前を解読するだけで挫折したり(苦笑)。


東京芸術見本市と「第3回ダンス・フォーラム」は観に行ったし、第10回アジアの漫画展アジアのキュビズム展はじっくり見れたかな。最近やと、ヨコトリ劇団解体社か。


あー、アラブ映画祭フラッシュバック/フラッシュフォワードファウム・チェンバー・オーケストラにも行かれへんかった・・・。うー、悔しいっ!








M:僕も最近のものでいえば、横浜トリエンナーレに行きました。でも、こう振り返ると基金はたくさんいろんなところで事業をやっているのに、なかなか行けてないな、というのが実感。


皆さんに薦めておきながら・・・


あと、JFが主催したイベントに行ったり、全国各地でいろんな国際交流イベントにブースを出していても、語る自信がもてない、うまく理解できなかった、などなどの理由で、「語れない」ことも良くあるんだけど、そのへんどう?








G: 「語れない」については、私は、たとえば「日本文化」っていう一言に対して、それぞれの人が持つイメージの違いを意識すると、何もいえなくなるような感覚があったかな。それぞれの人が違う認識をしてるのは、ある意味当然なんだけど、「前提」を共有しないと話せないんじゃないか、と思ってしまって、フェスティバルのようなイベントでもそうだし、普段仕事で知り合う人に対してもそうだったし、ブログでもそうだったなぁ。今になって思えば、話してる相手の人が、どんなイメージをもってますか、って、相手に対して興味を示せばよかったのかもしれない。うん。つまり、「『日本文化』って何だと思う?」って聞かれたら、誰だって、それなりにイメージをもってるから、それを「聞く」こと。これを来年は実践してみたいですね(またしても来年への抱負)。








N:まあねー。JFが絡んだイベントについて「ブログで書くこと」=「語ること」って部分もあると思うけれど、「ブログで書いて、その上トラックバックを貰うこと」=「聞くこと」に繋がるといいな、なんて思います。


国際交流関連のイベントだと、日比谷公園で行なわれた国際交流フェスティバルに松岡さんとブースを出展したっけ。


そのときでも、自分がJFの全事業を知っているわけではなくて、お客さんに聞かれた時に簡明には説明できないんだよね。ブログだと、事業について調べたり、それを自分の中で纏めたりする時間があるわけだけれど、説明する相手が目の前にいると、ノータイムで返答しないといけない。


で、ついついJFや文化や交流についてカタってしまったり、そのせいでちょっとヒかれたり(苦笑)。


ブログで実践しようとしていることではあるけれど、JFについてカンタンでウマく説明できるようにしたいよね。同時に、外務省やJICAやJETROやJBICくらいには、JFもちゃんと注目してもらえるようにならないといけないんじゃないかって危機感はかなり強いよ。


なんていうのかな、そもそもJFを知ってもらいたいし、その上、JFの中身も知ってもらいたい、なんてちょっと欲張りかもしれんけど(笑)。








M:なんかみんないいこというなー(危機感・・)。(´;ω;`)

後藤さんの「聞くこと」というのは大事ですよね。「何かを伝えたい」と思った時に一番大事なのは、「相手の話をいかによく聞くか」なのではないか、ということを感じますねー*1


中島くんの「知ってもらいたい」というのは、僕も全く同感です。意義を共有したい、とか共感して欲しい、という思いはあるんだけど、何よりも「知られてなければ共感のしようもない」というのはありますね。まあJICAとかJBICの方と話していても「まだまだ知名度低い!!」とおっしゃってますが。


ブログの場合は、一方的にマスに向かってだーっと情報流すのではなくて、コミュニケーションをするという点に価値があるわけで。


(続く・・・)




*1:別に誰かが言ってたせりふのパクリでないですから~





Monday, December 26, 2005

今年もお世話になりました 1






松岡(以下、M):


今年も今週で終わり。ジャパンファウンデーションは12/28(水)が仕事納めの日です。


このブログも9月から初めて4カ月経ちました。何とか4カ月乗り切ったって感じですかね。まだまだ、最初の目標(文化交流の楽しさをみなさんといっしょに発見していく)には程遠いかなとは思うのですが、たくさんトラックバックをもらってコミュニケーションができたり、少しずつですが目標に向かって進めているかな、って感じでしょうか。





後藤(以下、G):


あっという間の3か月でしたが、書きながら、少しずつ、個人としてのコメントを書くよう心がけてました。なんだか疎遠な感じの、「組織」⇒から⇒「世の中」へ、的な文体になっていたことに気がついて(きっかけはほかの2人が崩れ始めたころ・・・)、やっぱり人間性が見えたほうが、同じ人間として興味をそそられるなぁ、と、一読者として、思ったわけです。それにしても、特に中島くんは、あそこまで崩れるとは、思ってもみなかったけど・・・!





中島(以下、N):

えー、ブロガーとしては別に崩れてへんよー?公的機関の公式ブログを書くマジメな*1一職員としては明らかにオカシイけど(苦笑)。


私の場合にはJFでの仕事が文化にも国際交流にも直結せえへんから、個人的な趣味や経験からしか書かれへんかった。まあ、そういう与太話がきっかけでJFに関心を持ってもらえるならこの方向性のままでいいとは思うんだけれど、もっと読んでもらえるようにはしたいなあ。





M:そうだねー。「文化交流のオモシロサを!!」といったって、読んでもらえなかったら意味ないし。


だいたい、一日中パソコンの前でジーッとしてたら、与太話の引出しもなくなってしまう。だからこそ外へでていかなければ。


で、


今年1年を振り返って一番印象に残っているのは?


どう、後藤さん?





G:(なんか、その松岡くんの「で、」って、ブログで11月ごろから急に頻発するようになったよね、強引に話題を展開したいときに・・笑)

印象に残っていること、か・・・ちょっと真面目路線だけど、8月の韓国出張*2が大きかったです。仕事上、通常「日米」*3で特殊だったということだけでなくて、個人の感想としてもすごく大きいものだったんです。


なぜかといえば、学生のときに、国際関係論を学んでいて、板門店で向かい合う北朝鮮と韓国の兵士の様子などは話に聞いていたつもりだったんだけど、やはりその場に行ってみると、リアリティが全然違う。ソウルから板門店にバスで向かう高速のすぐ西側に途中から川が流れてて、そこは北から川を超えてくる人が今も月に何人も発見されている、という話でした。あと高速の所々で頭上に大きな看板があって、それは爆発するとコンクリートが崩れ積もって、戦車も通れないようにする、とか(すべてガイドさん談)。これがソウルからバスで30分も行かないあたりにあるんです。東京からすれば、埼玉くらいの感覚じゃないでしょうか。とにかくリアルです。こういうところを見ずして、「地域の安全保障」とか「国際的な信頼醸成」とかは、分からない、と気を新たにしました。うんうん。


・・・って、語りすぎ?


私が書き込むと、いつもカテゴリが「知的からの」になるんで、ついつい語ってしまったりして。来年はこのあたりをもう少しソフト&自然にしていきたいですね。はい。


じゃ、つぎ中島くんどおぞ!





N:ん、私?・・・何もないなー(苦笑)。このブログが私にとって、仕事上の一番の変化だったし、印象には残ってるかもね。




M:というのはどういうことだい?中島先輩が書いたときはアクセス数、ギュンッってあがるよねー*4。さすが!!





N:また同期やのに「先輩」とか言うて、相変わらずヤラしいなー(笑)。


まあ、人事課の業務だけをやっているよりは、職場での生活に少しの変化があるっていうんかな。


あと、アクセスが増えるのは嬉しいよね。でも、それは私の仕事がJFの事業と直結してないから、自由に書かせてもらえたおかげなんやと思う。お陰様で職場内の後ろ指さされ隊になったけれど・・・orz


で、松岡さんはどないよ?





M:そうだねー。僕がいる「情報センター」っていう部署では広報が一つの主要な業務であるんだけど、いずれの業務もなかなか型から抜け出せなかったというか、例えば「冊子を作る」ということが目的になってしまっていて、その冊子を「何のために作るのか」という部分が、若干忘れがちになってしまっていましたね。


最初のうちは、ありきたりな情報提供的なことが多かったんだけど、そのうちネタもなくなってきて、その段階に達してようやく「自分を出して」語れるように、少しずつなったというか。

ブログの場合、もともとの型がなかったので、目的を意識しながら*5、考えながら書いたりできてきて。これもまだまだ達成途中ではありますが。


そういう意味で、いろんな基金イベントはあったけど、改めてやっていることを伝えることが難しいなー、と凄く実感したのが一番の印象かな。


だって「知的交流」って、内容自体が専門分野バリバリで職員の僕でさえ理解できないのに、それをどうやってわかりやすく伝えればいいのか、とか。

後藤さんは何の疑問もなく使っている言葉*6が、僕にとっては「???」なことは多多あるんですよ、知ってた?





G:え、なんだろう・・・今頃言うなんて、ちょっとヒドイ!!その場で言ってくれればさらに語ったのに~~。


 でもたしかに、松岡くん、一理ある。同じ職員どうしでも、しかもこれだけ一緒にブログチームやってても(オフで顔をみるのは、平均したら週に1回、15分くらいかな)、こうやってコミュニケーション不足になることもあるわけだから、ブログだけ読んでくださってる皆さんにとっては、なおさら、「???」なこともあったことでしょう。


そもそもブログ初心者な私にとっては、「トラックバック」とか「フォトライフ」とかが「???」でしたけど。。


(語ってたら長くなってきましたので、続きはまた明日・・・)




*1:ここが大事


*2:9月16日ブログにも書きました


*3:後藤は「日米センター」に勤務してます


*4:毎日チェックしてします。


*5:どんなこと知りたいのかな、どんな口調で書けばいいのかな、とか。


*6:いろんな横文字とかその略語とか





Thursday, December 22, 2005

トラックバックありがとうございます。



こんにちは、松岡です。





最近頂いたトラックバック2件につきまして。


一つ目は、id:argさん。argさんは度々トラックバックを頂いておりまして、よく見てくださっているらしく、大変ありがたいです。






国際交流基金はインターネットでの情報発信に力を入れており、その点では大変評価しているのだが、根本的な情報公開の姿勢にはまだ大きな課題があるのではないだろうか。






ご質問いただきました「情報リソースセンター(仮称)」の件につきましては、担当者のほうからご回答させていただきます。しばしお待ちくださいませ。


情報リソースセンター(仮称)につきまして、詳しくはこちらをご覧下さい。





ちなみに若干はずれますが、この「情報リソースセンター(仮称)」に関連して、この週末に工事等がありまして、明日も出勤です・・・現場監督。





(Ω_Ω) (Ω_Ω) (Ω_Ω) (Ω_Ω)





もう一つは「ひろ」さんから、励まし(?)のエールをいただきました。






 天下の独立行政法人が、公式ブログで、決裁もちゃんと取った上で、ここまで壊れて頑張っているのです。
 全国の大学ブログも、もちろん JAFSA のブログも、もっと激しく壊れ頑張らなければいけないと思いました。
 いや、まじめな話、イベントの案内を掲示するだけなら、コメントやトラックバックを装備したブログなんてオーバースペックもいいところなわけで……。
 「公的機関のオタ連合」を結成されるときには、ぜひお呼びください。


[ http://hiro.intlcafe.info/item/1554:title=ひろの日記帳]




これからも壊れてがんばってかいてきます(笑)。


「公的機関のオタ連合」か。。。僕の知っている限りでも、そういう事がよくわかっている人、3人はいますんで(含ナカシマ)。





Tuesday, December 20, 2005

哀しいけどこれ、公式ブログなのよねー。



こんにちは、JFB*1の中島です。





さて、今回は中島から世界のクリスマス特集をお送りします!



��シンガポール 18日 ロイ


アジア各国のクリスマス事情

って、これはヨソのネタやったわ・・・orz





・・・いやー、松岡さん・後藤さんが獅子奮迅の大活躍をしてくださってるので、私も記事を書かずに早一ヶ月。しかも、ブログに出るたびにオタネタを書いているので本当に職員生命を断たれそうな気配*2です・・・。 あー、普通の男の子に戻りたい!*3





とはいえ、貴重なTBをいただいたので、微笑がえしTBがえし!*4





A.I.さん(id:aisys:20051213)、TBありがとうございました!A.I.さんは短歌をやっていらっしゃるんですね。*5





そう、ビナードさんとトニーさんはお知り合いだったそうですが、ビナードさんによると、このときのお二人は久し振りの再会*6だったそうです。





お二人ともお互いの活動や近況をずっと気にしていらっしゃったそうで、サロンの会場では旧交を温めていらっしゃいましたよ。(↓サインももらっちゃいました。)*7



f:id:japanfoundation:20051220130505:image


*1:ジャパン・ファウンデーション・ブログ。残念ながらJFKではありませんが、阪神ファンではあります。


*2:にも関わらず、松岡さんからもう一度HGネタをやるようにとの指令が出ています。うーん、もうそんなにHGネタはないのですが・・・。


*3:♪アン・ドウ・トロワ今がその時もう戻れない~♪


*4:生まれた頃に活躍していたキャンディーズよりは、南海キャンディーズの方が気になります。今年のM-1も楽しみにしていて、笑い飯と麒麟、チュートリアルにも期待しています。ちなみに、先日パッション屋良のモノマネをしたら殆ど誰も判ってくれませんでした。判った方も「無駄に似てて気持ち悪い」とか。キモイとか言うなよー。゜゜(´□`。)°゜。


*5:ご存知かもしれませんが、実は中島も短歌をやっていて、第1回歌葉新人賞では最終候補に残ったんですよー。先日の第4回歌葉新人賞の公開選考会にも行ってきました。


*6:5~7年振りと仰ってたと思うのですが、正確には覚えてません・・・ゴメンナサイっ!


*7:ちなみに後日、お仕事の関係でトニーさんは再度ジャパンファウンデーションの国際会議場にいらっしゃってましたが、その時にはお話をお伺いすることはできませんでした・・・残念。





言葉の快楽(日本語だけじゃなく)



最近、日本語や敬語について考えるような本やテレビ番組が増えてきてますね。




ビナードさんやトニーさんの文章*1を読むと何となく、言葉についての遊び心や快楽のようなものをくすぐられることがあります。




もちろん、彼らと同じように意識しつづけることは難しいし、意識してたって文章がおかしくなってしまうことだってよくあります*2。しかも、もっと細かいことかもしれないけれど、日本語であれ外国語であれ、発音や言葉の使い方の違いで意味が通じなかったり誤解されたり・・・。








でも、その細かい差や間違いで失敗することも言葉の面白さなんじゃないかな、と思っています。


例えば、日本語で、モノやヒトの存在を示す動詞に




  • ある

  • 在る

  • 有る

  • いる

  • 居る


とヴァリエーションがありますけれど、それぞれ意味の微妙な差異ってありますよねー*3

「窓を開けたら一面が銀世界でアル」*4だったら「ある」と「有る」と「在る」と、どれが一番しっくりきますか?








日本語でも外国語でも言葉の差異が彩だったり才だったり際最祭細賽災蔡栽債采碎切偲晒財哉菜斎洒載だったり、そういうものも言葉や文化の面白さ---なんて出来杉君でしょうか。







そういう差異に対するセンスや遊び心を持ちたいと思っていて、かえって考え込みすぎてブログの原稿が書けないんですけれどね。遅筆、フォー!*5




*1:トニーさんについていえば、ご自身の文章や「ダーリンは外国人」に現れる姿


*2:後で読み返すと赤面するくらい、わかりにくくてヘタクソなメールや決裁案を書いてしまいます。ブログもしかり。


*3:他にも「存する」とか「ゐる」とか「おる」とか・・・


*4:ここで話しているのは「らんま1/2」のシャンプーではない。


*5:松岡さん、こんなんでいいッスか・・・?





Monday, December 19, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.5 ウィーンの場合~



いよいよ今年も残すところあと2週間ですね、後藤愛です。





気がつけば、東京のクリスマスの名所をあまりチェックしていませんでした。まだ1週間あるので、これからまだまだ発掘できますよね。だいたいが屋外なので、寒い(*__*;)のが難点ですが・・・。





さて、今日は去年の夏まで私と一緒に日米センターのニューズレターなどを作っていた亀山先輩にウィーンからのクリスマス☆を届けてもらいました。






ウィーン市市庁舎の前で開かれている、クリスマス・マーケットの写真です。


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市内には今、クリスマス・マーケットがあちこちにあって、けっこうな人出です。寒いので、まずはグリュー・ワイン(あったかいワイン)やプンチ(あっためたラム酒にスパイス等をきかせたもの)で体を温めて。。。






さっそく、ヨーロッパの雰囲気満点の写真ですね。


↓次はおいしそうなお菓子類の写真をたくさん送ってもらったので、連続で。


f:id:japanfoundation:20051219113517j:image f:id:japanfoundation:20051219113524j:image f:id:japanfoundation:20051219113533j:image 





↓次の2つはかわいいクリスマスお菓子です。


日本製の商品とは、絵の「かわいさ」の基準が少し異なっているような気がします。それもおもしろいポイントですね。


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さらに、ブダペストの河井さんの書き込みに触発されて、という「怖いサンタ」の話がウィーンにも。






ハンガリーの隣の国というだけあって、オーストリアのクリスマスにもこわい話があります。


12月6日は聖ニコラウスの日。ニコラウスが家にやってきて、いい子にプレゼントをするのですが、ニコラウスのうしろには、クランプスが!クランプスは数人いるのですが、もっている木の枝で悪い子をたたくのはハンガリーと一緒。中に必ず、大きなカゴをしょっているクランプスがいて、悪い子はカゴにつまみ入れて、山へ連れ去ってしまうそうです。


このクランプス、日本語を知っているオーストリア人は必ず、ナマハゲと訳します。たしかに似ている。。。






先日読んでいた新聞のコラムにも、「年々こどものほしがるプレゼントが高額になります、どうしたらよいでしょう」という投書がありました。回答は、「ヨーロッパではいい子だけにプレゼントがもらえ、悪い子には怖いサンタが来る。そのようなことを子どもに伝えるのがいいのでは」と書かれていました。所変われば同じ行事も祝い方が違うのはおもしろいです。





クリスマスはそもそもキリストの誕生を祝って贈り物が持ち寄られたことが、その後地元の冬至のお祭りと合わさって祝われるようになった、と聞いたことがあります。周りの人びとへの愛を思い起こして、プレゼントを贈るという意味では、「もらう喜び」だけでなく、「あげる喜び」も大きいのではないでしょうか。



いそがしかった今年も、もうすぐ終わりです。(亀山)






そうですね、毎年こうやって一度「リセット」する季節があるのは、嬉しいですね。


仕事のリセット、友人関係のリセット、お金のリセット、そして、気持ちのリセット・・・などなど。





今年起こった良い出来事を思い出して再び幸せを感じてみたり、嫌な出来事はまとめてゴミ箱にぽいっ!してしまいましょう。ほかにも「リセット」したいことのある方は、今年のうちに!!そしてすがすがしく新年を迎えたいですね。


(クリスマス特集から、最後はゆく年くる年特集になってしまいました。気が早い?)





Friday, December 16, 2005

「シンポジウム アラブとの対話 -英知の共有を求めて」のご報告






こんにちは、松岡です。





本日(12/16金)の読売新聞朝刊の24-25面に、「シンポジウム アラブとの対話 -英知の共有を求めて」(ジャパンファウンデーションと読売新聞との共催事業)に関する記事が出ています。





11月25日の記事でもご紹介した、シンポジウムの報告です。




以下は、今回のシンポを担当した欧中ア課*1の佐藤からの、みなさんへのメッセージです。






今回のシンポジウムでは、つねづね日本人にとって遠い存在であるように感じられてしまう中東・アラブ世界というものが、グローバリゼーションとそれに伴う国際政治の変動のなかで、想像以上に私たちと利害関係をもった地域になりつつあることを、多くの方々にしっていただくということを目指しました。


政治・外交を討議する第1セッションでは、


-現在の中東をとりまく社会情勢を概観


-イラクへの自衛隊派遣、中東和平に向けた日本の協力のあり方等、近年の日本の中東外交を評価する。


-日本の対中東外交における立ち位置の変化を中東・アラブの有識者・世論はどう受け止めているか。


-対米関係において中東が日本に期待することとは何か。


などの論点での議論を行なっていただき、特にアラブを代表する国際政治学者であるアブデル・モネイムさんに大変わかりやすく現在のアラブ世界の状況とその捉え方を解説いただけたことは有益でした。


文化・メディアを討議する第2セッションでは、


-アラブ文化の魅力~詩・アラビア語・音楽・人間関係


-日本人の一般的対アラブイメージに思うこと


-日本とアラブの文化交流への期待、何が伝えられ、何が語り合われるべきか。


などの論点でご議論いただきました。


基調講演いただいた師岡カリーマ・エルサムニーさんはエジプト人と日本人のダブルで、アラブと日本、両方の気持ちやものの見方をもった方として、大変興味深いお話しをされ、主催者としていろいろなことに注意を払わねばならないにもかかわらず、ついつい聞き惚れてしまったものです。特に、カリーマさんがアラビア語で詠む詩の響きの美しいこと。彼女はNHKテレビのアラビア語会話でも活躍されていて、次のプログラムが来年4月からはじまりますので、是非、ご視聴ください。


文化交流は、わたしたちジャパン・ファンデーションの仕事でもあり、今回の議論から出てきた具体的なご提案を大事に形にしていきたいと思っています。


読売新聞では、前後半あわせて3時間に及ぶ議論のエッセンスを、とても丁寧に2面にまとめ、且つとても美しい写真とともに紹介くださっています。当日の議論の内容ばかりか雰囲気までも伝わってくる内容になっており、わたしたちがシンポジウムを通してみなさんにお伝えしたかったことが映し出されていると思います。


ぜひぜひ、ご一読いただき、感想などお寄せください。今後の励みにしたいと思います。



ということで、今回のシンポに参加された方や、新聞の記事を読まれた方など、ぜひともご意見をトラックバックください。




*1:欧州中東アフリカ課の略です(→→→→)。





Wednesday, December 14, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.4 ロンドンの場合~



今日はロンドン事務所の町村さんから、クリスマスのお話をお伝えします。






日本なら忘年会シーズンのこの時期、イギリスではクリスマスパーティがあちこちで開催されています。パブもレストランもこぞって「クリスマスメニュー」を打ち出します。私の職場でも来週、ボウリング&インド料理というクリスマスパーティが。このパーティに欠かせないのが、クラッカー。日本のコーン型のものと違い、こちらのものはもっと円筒状になっていて、「パーン!」とやると中からは、紙製の冠、おもちゃ(おまけ?)、つまらないクイズが書かれた紙とが出てきます。冠をかぶり、クイズのつまらなさを一通り笑って、後は普段の飲み会のように(またはそれ以上に)盛り上がる。これがイギリスの忘年会風景です。ちなみにおもちゃのグレードによってクラッカーの値段も変わってきます。高いものではティファニーのクラッカーもあって、中には宝石が入っているらしいですよ。





f:id:japanfoundation:20051212120834j:image





ロンドンの街角のイルミネーションはなかなか華やかでよろしいのですが、まったくもって垢抜けていません。写真はロンドンでも指折りの目抜き通り、リージェント通りのイルミネーション。電気ピカピカのアーチいっぱいにマンモスやら恐竜のイラストがついているのがおわかりになるでしょうか。目抜き通りでこれですから。去年は、アニメ映画の主人公である泥棒一家がテーマで、これがまた見た目がちっともかわいくなかったです。クリスマスは、日頃からわかってはいるけれども改めてイギリス人のセンスをつきつけられ、「涙」する時期でもあります。





そんなイルミネーションの下を行き交う、紙袋をいくつも提げたクリスマスショッピング中の人々。しかし、このクリスマスショッピング、間近で見るとちっとも優雅ではありません。ここイギリスでは、他の欧米諸国同様、クリスマスは家族揃って過ごさなければならないイベントです。普段はロンドンで働く人も、地方の実家に帰ります。そしてそこにはクリスマスプレゼントを用意してゆかなければなりません。家族を迎える側は料理の仕込みが一大事です。つまりクリスマスショッピングとは、恋人と一緒に高級宝石店に行って群れをなすカップルの輪に加わることではなく、町を駆け回って、親や祖父母や兄弟のプレゼントにするものを買い漁り、食材を買い込む、殺気立ったイベントのことだったのです。そのような人々に囲まれると、暖かい気持ちになるというよりは、自分も何か買わないといけないのではないかという強迫観念すら感じてしまうのです(私だけ?)。





ヒリヒリするほどの買い物熱は、24日の夕方で終わりを告げます。そして迎える25日。町は静まり返ります。翌日も祝日となっているため、この2日間、お店はすべて閉まり、電車もほとんどが運休となります。前日までの騒乱がうそのように、今度はゴーストタウン状態になります。皆、家の中にいて、家族との時間をゆっくり楽しく過ごすのです。文字通り人っ子ひとり車1台もない通り。車道を歩いてみたり、道のど真ん中に立って写真を撮るなど、普段は絶対できないようなことをするのも、なかなか乙なものですよ!?



日本とは違った意味での、「クリスマス・ショッピング熱」とでも言うのでしょうか。

何か買わなければいけないと思わされてしまう強迫観念、というのが面白いですね*1





それにしても、





ティファニーのクラッカー





って見てみたいな。どんなにゴージャスなんだろうか。




*1:といいながら、外国の方からみれば、日本のクリスマス商戦も面白い光景なのかもしれませんね・・・





Tuesday, December 13, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.3 ソウルの場合~



こんにちは、後藤愛です。





クリスマスって学生のイベントだよ、社会人はイブも当日も普通に「平日」なんだから・・・とは、学生時代に聞いた話で、「そんな冷たいものなのか」と思ったのですが、今年は3連休ですね。これなら楽しめそうですよね。(休日働く方は、ホント、おつかれさまです!)





さて、今日は、私が2003年に日米センターに配属になったときに、前任者だった人で、今は専門性を生かしてソウルに駐在している十河さんから、ソウルでみつけたクリスマス☆を送ってもらいましたので、紹介します。


f:id:japanfoundation:20051209183010j:image






この、サンタの帽子(?)をかぶったオブジェは、


「Hammering Man」というタイトルがついています。


これ、その名の通り、朝から晩までハンマー叩いているんですよ。


ソウル日本文化センターのある、興国生命ビルのオブジェです。


たまに関節炎にでもなるのか、人が登って修理していますが。






さらに、この写真を送ってもらったメールで、島根についてのブログ(12/5,7参照)から、「山陽・山陰」の話を教えてもらったので、紹介します。






中国語で「陰」と「陽」の字を地名に使うときは、一定の規則があります。


山の北、川の南は「陰」、山の南、川の北は「陽」です。


二つの山地に挟まれた広い平野の真ん中を川が流れているとしてください。


  山山山山山山山山山山山山山山山


        陽                 北


                          ↑


  川川川川川川川川川川川川川川川   


                               


        陰                      


  山山山山山山山山山山山山山山山


太陽は南から照ってきますから、山の南側は日が当りますね。だから陽です。


山の北側は日が当りませんね。だから陰になります。


中央に流れている川を陰陽の境目に見立てれば、


山と川では陰陽の意味するところが正反対になります。


中国に洛陽という都市がありますね。この街は洛水の北にあるので、洛「陽」なんです。






な、なるほど~~。文字通り、日のあたるほうが陽、陰になるのが陰、なんですね。(と言いながら、この文面をすべて理解するのは、何度か読み直さなくてはいけませんでしたが。。しかも、「それくらい知ってたでしょ?」と十河さんから言われてしまいましたが。。)





日本の山陽・山陰は、南北もはっきりしているし、小学校の地理の授業でも習ったし、わかっていたつもりでしたが、「川」についてもこんな決まりがあったとは。きっと昔の人は、住んでいた感覚から、日があたる/あたらないを感じ取って、こういう名づけ方をしてたんですね。





ソウルからもクリスマスからも話題がそれてしまいましたが、今日のところはこの辺で・・・!





Monday, December 12, 2005

横浜トリエンナーレ あと1週間で終わります



こんにちは、松岡です。





さんざんトリエンナーレの宣伝をしておきながら、実は自分がまだ行っていませんでした。





ということで、この週末の日曜日の夕方、行ってきました。





後で知ったのですが、日曜日は都心でも初雪を観測したらしく、おまけに海風がびゅんびゅん吹いていてすさまじく寒かったです。





残り一週間ということもあってか、寒い中たくさんのお客さんがきていました。




多くの作品に長蛇の列で、全部を体感することはできなかったのですが*1、ぐるっと一回りしました。







いくつか気になった存在を、個人的にご紹介します*2








1.ラジオ局のカラーコーン(よく工事現場にあるやつ、アーティストはこちら


ラジオ局「FMヨコトリ」がここから発信されている。今思えばあのコーンはアンテナだったのかな??


元町・中華街の駅の中に、いきなりこのコーンに覆われた物体が置いてあって、





「チケット売ってまーす」





と叫んでいる光景は、一瞬びくりとしたが、面白く、きれいでした。


ちなみにこのコーンのミニチュアがショップで売られていました(マグネット付き)。


実物大は置き場所に困るかもしれないけど、ちょっと欲しくなりました。





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2.マスクのような不思議な球体(→アーティストはこちら


これは二つの倉庫を繋ぐ廊下のようなところにありました。マリア・ローゼンさんという作家の作品で、当初は





マリンタワーをサイトにピンクの紐を利用した作品を作る!!





というアイディアだったらしいのですが、設営等の問題で(確かに色々と課題が多そう・・・)中止になったらしいです(ピンクのかつら、ピンクのスカート?)。


でも、ここに並べられた「球」というか「顔」を見ているだけで、楽しくなります。


そしてかぶりたくなったり・・・





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3.巨大なブランコ(→アーティストはこちら


暗闇の倉庫の中で、光のかたまりがゆらめいてます。


それが巨大なブランコで、人が座る台自体が光ってます(二人乗り)。


是非乗りたかったんですが、1人でのるのも寂しいと思ったのと、長蛇の列ができていたこともあり、眺めるだけでしたが、まさに





アートサーカス





といった感じですね。








ここにあげたのはほんの一部ですし、僕自身がすべてを体感していないのでまだまだわかってないのですが、こんな寒くなる前に来ておくべきだったな、と若干後悔。





ということで、残り一週間ですが行っていない方は是非行きましょう。

普段美術館では絶対に体感できない時間と雰囲気が充満していますよ*3


今週末の土日も様々なイベントがあります(こちら)。


ぜひお越しください。




*1:残りの1週間で行こうと思ってらっしゃる方、全部の午前中からいったほうがいいと思います。でないと全部見切れないのでは??


*2:専門家でもないので、あくまでも個人的な感想ですいません


*3:余談なのですが、以前ご紹介した「マグカップ」が意外と好評、というか赤地に蝶の白抜きデザインなので目立つのかな。手にとって眺めている人が結構いました。





Friday, December 9, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.2 ブダペストの場合~



どうも、松岡です。





12月7日付日経新聞朝刊の「春秋」に、怖いサンタクロースの話が出てました。


みなさん読みました?


サンタクロースといえば、ニコニコした白髭のおじいさん、という印象が強いですが(少なくとも僕は)、ドイツではなんと





「クリスマス男」





なる名前からしてちょっと怪しげな、怖い男が現れるそうです。











よい子はお菓子とかがもらえるのですが、悪い子には男の背後から





黒装束の従者





が出てきて、





小枝で子どもを叩く





らしいです・・・








( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ ( -o-)/☆バシッ








なんかちょっとかわいい感じがしますが、





まあ子どもにとってみたら、サンタの後ろからいきなり





黒装束の従者





が出てくるわけですから怖いですよね。








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で、ほんとたまたまなんですけど、ブダペスト事務所で働いている河井さん*1から、まさにこの「叩かれる」話が来ております。

なので、今日はその話を・・・*2









ブダペスト事務所の河井です。

12月に入り、ブダペストではクリスマスムードが日に日に高まってきています。去る12月6日は、「サンタクロースの日」でした。聖ニクラウスの命日なのだそうです。ちなみに、ハンガリー語では聖ミクローシュ(Szent Miklos)と言い、12月6日はミクローシュの日となっています*3





f:id:japanfoundation:20051209135524j:image





この日には子供たちはサンタクロースからプレゼントをもらいます。前日の夜から、家の外や窓際に靴をぶら下げて、6日の朝にはそのなかにプレゼントが入っているはずです。プレゼントはだいたいお菓子なのだそうです。


さて、ミクローシュの日の朝。出勤してみるとなんと事務所にも来ていました。聖ミクローシュが。机の上にプレゼントを発見。ああ、きのう机を片づけて帰ってよかった。


さてさてプレゼントはといいますと、チョコレート(左)と、オヤオヤ、なんですかこれは・・・。





f:id:japanfoundation:20051209135020j:image




これはハンガリー語ではVirgacs(ヴィルガーチュ)。金色の木の枝の束です。悪い子はこれでサンタクロースにしかられます*4




仕事をためているのがばれたのか、親の言うことを守らないのが悪かったのか*5





私のような悪い大人はともかく、ハンガリーの子供はきっとたくさんチョコレートをもらったことでしょう。写真を見れば一目瞭然、みんないい子ばかりですから。


ね。




f:id:japanfoundation:20051209135207j:image*6





かくしてハンガリーのクリスマスは深まっていくのでありました。来年こそはいい子でいよう、と決意を固めながら・・・。





(追伸)

わたしのほかに、日本語ジュニア専門家*7の机の上にもVirgacsがおいてあったそうです。いったいなぜ・・・。






なんでヴィルガーチュが置かれていたのか、その後連絡がないのですが、その意味を考えるとなんだか怖いですね・・・。


大体、スタッフの誰が置いたのか。





日本ではクリスマスに関する怖い話ってないので、こういう話は新鮮でした。





これからも続々とお伝えしていきますので!!




*1:河井さんは、僕が成り行き上幹事をやっている、JFサッカー部(KIKINS:キキンズ)の先輩でもあります。ブダペストでもイギリス人相手に玉蹴りを行なっているとかないとか・・・


*2:一部、マジャール語がうまく表示されないところは、ご了承くださいませ


*3:ハンガリーには「名前の日」があり、すべての日に、すべての名前が割り振られています。花やプレゼントを贈ったりして祝います。写真は12月のカレンダーですが、7日はAmbrusさんの日、8日はMariaさんの日、9日は Nataliaさんの日です


*4:叱るのはサンタクロースではなくてお供のクランプス(従僕のルプレヒト?)なのかもしれません。叱られたらまた後日報告します


*5:ぶら下げる靴が汚くてもだめなのだそうです。


*6:今年6月にブダペストのテレーズヴァーロシュ二カ国語学校で実施した相撲レクデモ(レクチャー・デモンストレーション)です。相撲の解説、四股や取り組みのデモンストレーションの後、小学生が果敢に選手に挑みました。はっけよいっ


*7:国際交流基金は各国に日本語教師を派遣していますが、そのなかでも若手の日本語教師を派遣するジュニア専門家プログラムによって派遣されている専門家のことを言います。日本語講座や教材開発に奮闘中です





Thursday, December 8, 2005

世界のクリスマス特集☆ ~Vol.1 ニューヨークの場合~






こんにちは、松岡です。

月日がたつのは早いもので、もう12月ですね*1





僕は今、会社の宿舎に住んでいるのですが、これが昭和50年築で相当年季が入ってます。

おかげで夜はすさまじく寒い*2


この宿舎で冬を迎えるのは初なのですが、冬ってこんなにさむいんだな、ということを改めて感じながら、日々過ごしています。








まあそれはいいとして、








12月といえばクリスマスですね。





都内各地で綺麗なイルミネーションが見られますし、ジャパンファウンデーション本部の入っているアークヒルズも、ブルーの綺麗なイルミネーションが見れます。




↓こんな感じ(ちょっとわかりにくい??)*3





f:id:japanfoundation:20051208141653j:image





日本のクリスマスもなかなか綺麗ですが、外国のクリスマスイルミネーションとかそれに関連したイベントの模様が、この時期はテレビでも流れますよね。








そこで、ふと思いました。








ジャパンファウンデーションは、海外19カ所に事務所を持っています。





それぞれのお国事情に合わせて日本文化の紹介を行なっているんですが、今回はそういった事務所の駐在員から、「各国のクリスマス事情」について教えてもらったらどうだろうか、と。





それをブログで紹介してはどうだろうか、と。





これも、ある意味「文化交流」ですよね。





( ̄∇ ̄+) キラリーン





というわけで、各方面へ中島さん、後藤さん、松岡の3人で手分けしてメールしたところ、一番最初にニューヨークから返事がきました。

後藤が働いているCGP(日米センター)のニューヨーク事務所で働いている赤澤さんからです*4





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もみの木が街角で売られている光景です。


どんな人に買われていくのだろう、と想像力を掻き立てられませんか?



何となくのイメージですが、「アメリカってスケール感が違ってそう」と思ってましたが、確かに道歩いててこんなの見たら、かなりインパクトありますね。


どうやってもって帰るんだろうか・・・??





∈( ̄o ̄)∋  ∈( ̄o ̄)∋  ∈( ̄o ̄)∋ 





みなさんも、ぜひ世界のクリスマス情報を教えてください。





日本に住んでいる僕たちにとってはあたりまえだけど、それって実は日本だけ、とか、逆に世界の面白い、珍しいクリスマス情報など、皆さんからのトラックバックお待ちしています!!





次回は、ハンガリーのブダペスト事務所に駐在している河井さんから、「サンタクロースから叱られる」お話を・・・




*1:ってもう1週間も経ってるけど・・


*2:本当に、あらゆるすきまから「すきま風」がはいって来るんで、外気温の影響をモロ受けます


*3:これは六本木通り沿いですが、カラヤン広場はまた美しく・・・


*4:赤澤さんは昨年僕が入金?して以来、基金内外で色々とお世話になってきました。札幌のイベントにブースを出しに行ったり、あああそこで食べた牡蠣はうまかった・・・・まあそれは僕だけではなく、若手にとって(赤澤さんも若いですけど)頼れる兄貴的な、そんな人です。





Wednesday, December 7, 2005

島根・その2



連続登場、後藤愛です。


(⇒左の写真は出張に行ったときに撮った、夕方の島根県浜田港です)





オフィスが暑くてなかなかウォームビズをできずにいる今日この頃(ビル全体で温度が設定されているので、JFだけではどうしようもないらしいです)。





さて、昨日書いた外国からの先生たちの島根紀行、続編です。





今日は、先生たちから出た、日本の学校を見ての感想を紹介したいと思います。


(事後に調査用のきちんとしたアンケートが行なわれるのですが、ここはひとまず一緒に旅をしながら漏れ聞こえた生の感想をいくつか・・・)






・ 訪問した中学校の生徒は非常に規律正しく生活していて驚いた。毎朝8:15~8:25の10分間に教師不在で「読書の時間」がある、と説明を受けたが、自分の国でそのようなことをしたら、教室は収集がつかなくなってしまうだろう。(イタリアの専門学校の先生より)





⇒たしかに。私も驚いたのですが、皆さんしっかり自習しているとのことでした。朝の時間に短く集中する時間をきちんと設けることによって、1日が効率的に使える、ということもあるんですね。社会人の私たちも見習える習慣かも・・・。*1






・(小学1年生から英語教育を取り入れているモデル校を訪れて)英語ネイティブの教師がいて、生徒たちをゲーム感覚で英語学習に取り込んでいるのがとても印象的。ネイティブの教師は学校全体をかなり助けてると思った。(オーストラリアの先生より)



      ↓英語の授業で訪問団のメンバーにインタビューする生徒さん。


       この成果は広島で試せたのでしょうか!?


       f:id:japanfoundation:20051207145128j:image





⇒実際、こどもたちはこの英語の先生が大好きなようで、よく先生の周りに集まっていました。ちなみにこのとき訪問した小学校の6年生の皆さんは、その日の午後、バスで広島へ移動し(島根と広島は中国山脈をはさんで、距離的には近いんですね、バスで2時間くらい)、平和記念公園あたりにいる外国人観光客に英語インタビューをする!!と張り切っていました。






・教室が清潔で、設備もしっかりしていますね。(タイの先生より)



                      ↓学校のPC室を見学する先生たち


                     f:id:japanfoundation:20051207145142j:image                   


⇒下駄箱でくつを履き替えることや、トイレに専用のつっかけがおいてあるのも珍しかったらしいです。





↓また、フランスのJean Michel先生が日本滞在中に撮った、非常に「日本的な」雰囲気満載の写真ばかりを集めて載せたサイトはこちらです。ご本人からもこのブログで「ぜひ紹介して!」と許可をいただきましたので。


http://perso.wanadoo.fr/muyl/madeinjapan/albumphotos.htm





ほかにも紹介できるおもしろ情報を、折りをみて紹介しますね!では!




*1:かく言う私は先週からニッケイを摂っています。と、松岡くんに話したら、ミーハー&自慢気と言われてしまいましたが。。





Monday, December 5, 2005

外国からの先生たち、島根をゆく!



お久しぶりです、後藤愛です。


しばらく出張などで留守にしている間にブログの雰囲気がかなり変わって、復帰できず、1週間以上黙って眺めてしまいました。汗。今日から復帰です。





さて、11月下旬に、ヨーロッパとアジア17カ国の中学と高校の先生たちを連れて、島根県に行ってきました。初めての山陰地方でした。(^―^)v




この事業はとなりの部署(文化事業部市民青少年交流課といいます)が行なっている、ジャパンファウンデーション設立の翌年1973年から実施され今年で33年目を迎えている超長寿プログラム!です。*1





趣旨は海外の中学・高校の先生がた(主に社会科関係の先生。私のグループでは化学や英語、美術の先生もいました)を日本に招き、ほとんど全員が初めての来日なので、そこで日本の歴史・文化と、それに根ざした今日の教育事情を学ぶ、というものです。1年に3回、グループが来日していて、各グループ60~70名なので、1年間で約200人の先生がこのプログラムで来日していることになります。





先生たちのスケジュールは、まず東京に入り、文部科学省やJF本部で日本の教育システムの全般的なブリーフィングを受け、日本の首都を見学したあと、広島、京都で伝統文化や被爆の歴史を学び、その後3つのチーム(各20人くらい)に分かれて、異なる都道府県で学校見学をします。





私は島根県部分だけ1週間付き添ったのですが、これは私にとっても日本再発見の旅になりました。


   ↓これは出雲大社入り口前で説明を受ける皆さん。


                     f:id:japanfoundation:20051205172813j:image





なんといっても、島根県の小中学生が、みなさん、純粋で一生懸命で・・・心を癒されてしまいました。東京でみかけるこどもたちも、もちろんこどもらしいわけですが、なんというか、私の想定以上に、無邪気で、がんばっていて・・・。そして外国人に興味津々!!なんですね。





外国人の先生たちと一緒に、日本の教室を見てみると、当たり前に思っていたものが、とても変わったおもしろいもののように見えてくるから不思議です。たとえば、たて一列に並んだ机や、机の横にかけられた雑巾、壁に貼られた習字、給食の栄養バランスを示すポスター・・・などなど。


↓こちらは中学校で習字を体験するニュージーランドから来た先生


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海外の学校を訪問したことのある人や、複数の国の教室で学んだ経験を持つ人も多くなってきていることと思います。教育現場は、国の歴史や文化や将来に対する考え方を映す鏡のようだ、と感じました。皆さんの経験で各国教育事情があれば、ぜひおしえてください。


           ↓地元山陰中央放送の取材を受け、


            その日の夜6時半すぎのローカルニュースに流れました。


            f:id:japanfoundation:20051205172414j:image





*1:松岡くんも同じプログラムの別グループに付いて、6月に熊本に出張していました





Friday, December 2, 2005

あーすプラザで学んできました、いろいろと。



どうも松岡です。


きのう上司にくっついて、神奈川県・本郷台に行ってきました。


東海道線ってなかなか乗らないんですけど(横浜行くときはいつも東横線なので・・)、久しぶりに乗ったら駅と駅との間隔の長いこと。


といいながら、むしろこっちが普通なのかもな、とも思ったりして。





((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)  ((_ロ(σ_σ)





ここ本郷台には、あーすプラザという施設があります。そこで会議があったのですが、そのあと同じ建物にある神奈川県国際交流協会の方に建物を案内してもらいました。


最初に行ったのが展示フロア。ここには子どもをターゲットとした3つのスペースがあります。





その中でも特に、





「子どもの国際理解展示室」





が印象的でした。





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ここでは世界の民族衣装、伝統家屋、音楽、街角の風景などの写真が、ゆったりと配置されていて、休日などは少し開けたスペースを使って様々なワークショップをやっているようです。


ワークショップには在住外国人の方が講師として参加していて、それぞれの母国の音楽や踊りを来場者の皆さんと一緒に楽しんでいます。





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いいな、





と思ったのは、実際に着たり、乗ったり、触ったり、弾いたり、叩いたり・・・ができるんですよね。




いろんな展示に対して細かい説明は無くて、体感して学んで行くつくりはいいなー、と思いました。ごちゃごちゃ詰め込まずに、ゆったりとしたつくりも、そういう体感するためのスペースとしての魅力を高めてますね*1








(* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*) (* ̄∇ ̄*)








その後2階へ。ここには情報フォーラムと映像ライブラリーがあります。





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映像ライブラリーには、視聴ブースが16台もありまして、2人や3人で一緒に見れるというのがうれしいです。


コンテンツもかなり充実していて、外国の文化に興味がある人にとっては、非常に楽しめるところじゃないかなーと思いました。





あと、一番勉強になるなと思ったのが





「情報フォーラム」





でしたね。





実はジャパンファウンデーションでも、図書館を改装して情報リソースセンター(仮称)を作ろうと動き出しています。


4月開館予定なのですが、そこではこれまでの図書館としての機能に、情報発信という要素を加えていこうとしています。





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国際理解教育の教材提供や*2、いろんな機関が発行している外国語の資料(タイ語の母子手帳とか)、市民の活動を支援する機関からの情報提供等・・・


まさに市民の皆さんが「何を欲しているのか」を意識したつくりでした。


勉強になりますっ!!





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この施設は修学旅行や社会科見学で来る学生も多いようでした。

うちの事務所はいわゆる「オフィス」ですので*3、現状ではまあ来てもあまり見るものは無いのですが(^^:;) 、国際文化交流を実施する国の機関なんだから、そういった活動の意味とか価値とか、そういうことを体感できるスペースが必要ですよね。


まあ、情報リソースセンター(仮称)では是非そういったことができるようにしていきたいです!!





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一つびっくりしたことがありました。


なんと、





神奈川県国際交流協会の職員の方がこのブログを読んでくださっていたらしく!!





「ああ、あなたがブログの松岡さんですか。」


「えっ、、はぁー。。(かなりびっくり&ドキドキ)」





ということがありまして。




いやあ、見てくれている人いるんだなー*4と、ちょっと嬉しくなり、そしてやる気が向上\(o ̄∇ ̄o)/*5





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「やっぱ外に出ないとダメだね」





と、帰り際の上司の一言。





確かにこうやって出ないとだめですね。


毎日パソコンの前でジーッとしてたら見えないものが多すぎることを実感した半日でした(ちゃんちゃん♪)。





*1:なんか、若干えらそーですね、この口調・・・まあいいや。


*2:イギリスまで行って買い付けてきた(?)ビッグブックとかもありましたよ


*3:第一回目の写真でもわかるように、ああいう風景が続きます


*4:いや、もちろんカウンター見ればわかるんだけど。実際に会って言われると違いますよね


*5:一方で、日々たくさんのダメだしももらってますが。。まあ見てくれている証拠ということで、ポジティブにいただいてます☆





Thursday, December 1, 2005

『遠近』第8号発行!



はじめまして。松岡さんと同じ情報センターという部署で働いている麦谷です。


ジャパンファウンデーションが発行する雑誌やニュースレターの編集などの仕事を主にしています。




このたび、雑誌『遠近』*1の最新号(12月1日発行)が出来ました!


(目次はこちらへ→


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主要オンライン書店や大型書店*2で、525円(税込)で売っておりますので、是非、お読みください。





なんて、のっけから、営業モードですみません。

今回は、2005年が日・EU市民交流年ということで、「市民が広げる日・EU交流」*3をテーマに特集を組みました。


アンデルセンに関するエッセイあり、市民交流の実践者からの寄稿あり、EU在住の気鋭の方々からのレポートありと、盛りだくさんの内容です。





実は、個人的なお薦めは、特集外なのですが、カナダ・モントリオール市のTOHUというプロジェクトについての記事です。


世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユが関わり、サーカス芸術を核にした文化振興・地域再生・環境保全の3つの課題を一気に解決した事例をご紹介しています。





サーカスつながりですが、ジャパンファウンデーションには、ブラジルに赴任中に、サンパウロのサーカス学校に通って、ジャグリングをマスターした日本語教育のM専門家がいます。


M専門家は、まもなく日本に帰ってくるはずだったのですが、「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」という大きなイベントのために、帰ってくる日が延期になりました。

実は私も、学生時代、ちょっとジャグリングの練習をしていたので、M先生が帰ってきて、一度、一緒にジャグりたい思っていたので、ちょっと残念です。*4


M先生、待ってますよー!(とブラジルまで愛を込めて叫んでみました。)





「ブラジル・カラオケ日本語学習キャラバン」の話はまた今度。


それでは、『遠近』のご愛読よろしくお願い致します~( ^_^)/




*1:日本で唯一の国際交流専門誌で、ジャパンファウンデーションが隔月で発行しています。ちなみに、読みは「をちこち」です。「えんきん」ではありません(涙)。ところで、名古屋の両口屋是清という和菓子屋さんに、「をちこち」という名前の美味しいお菓子があります。私のささやかな夢は、我が『遠近』に、「をちこち」の広告を出していただく-しかも表紙の裏にすぐカラー全面で-、というものなんですが・・・。誰か、両口屋是清さんにご縁がある方、つないでいただけないでしょうか。


*2:置いてある本屋さんは、こちらです。残念ながら、まだまだマイナーな雑誌なので、限られた本屋さんでしか、手に入らないのです(>_<)


*3:市民が広げる日、で切らないでくださいね(笑)。


*4:そういえば、麦谷さんもジャグリングやってたんですよねー?(←中島)





Tuesday, November 29, 2005

セミナーに行ってきました。



こんにちは。松岡です。


この週末、金曜日の夜から日曜日の夕方まで神奈川県・湘南の方へ行ってきました。

温泉にドライブ・・・、ではなくてインカレ国際セミナー(第3回)「東アジア共通の家2005」に参加するためです*1








このセミナーなんですが、都内にある大学の教授陣を中心とした実行委員会が企画していて、100人近くの大学生が2泊3日で参加してました。


「東アジア共同体」というテーマの下で、安保、経済、環境、民主化、国際交流、などなど7つの分科会に分かれて議論をして、最終日に各分科会が成果を発表しました。





☆━━━━━(☆_☆)━━━━━☆  ☆━━━━━(☆_☆)━━━━━☆





思い起こせば今年の夏、職場の某先輩から


「こんなのあるけど、松岡くんどう?」


といわれ、1枚の紙を渡されました。それが今回のセミナーのチラシだったわけです。


僕自身、学生時代に「●●学生会議」とかに参加したことが無かったので、国際交流系のイベントとかシンポジウムとかでそういう団体に所属している学生の方と話していると、


「なんか楽しそうだな」


と思ったりもしていたわけです。


先月はウィーンで同世代の若者達とディスカッションをする機会がありました(詳しくはこちらをご覧下さい)。とても楽しかったんですよね。


なんか凄い結論が出たとか、そういうことはないんですが、とにかく同世代の人たちが何を考えているか、どういった価値観を持っているのか、そういう部分で交流が出来たのが何よりも大きかったんです。


というわけで、学生ばかりのセミナーだったんですが、事務局の安藤さんの御厚意で、参加させていただきました。







基調講演では朝日新聞「論座」編集長の薬師寺克行さんや青山学院大学教授の山本吉宣さんがでてきたり、他にも10名以上の先生方が2泊3日のセミナーでの学生の議論につきっきりで様子を見守ってくれたり*2、かなり豪華でしたよ。





僕は文化交流に関する分科会に参加したのですが、まず第一にみんながそれぞれ自分なりの意見とかモノの見方を持っているのに驚きました。まあ、こういったセミナーに来るぐらいなんであたりまえなのかもしれませんが。


特に知識量が凄いとかそういうわけではないのですが、言い回しとか工夫したりして、自分なりの言葉で熱く語っている姿が印象的でした。





そして何より印象に残っているのが、





「国際交流の重要性」





を訴える人が多かったことです。

最後の発表の場でそれぞれが「提案」をするわけですが、そこで複数の分科会*3が「国際交流」をあげていました。


「東アジア共同体を目指す過程では、お互いにお互いのことを理解しあうことが大切だ。」


とか


「共通の価値観を持つためには、国際交流によってお互いを理解しあわないと」


等と、色々な理由から国際交流の重要性をおっしゃっていました。





こういう思いを、みんなが持っているということは、正直言って驚きました。自分自身が若干、「国際交流ってマイナーで、それよりも安全保障とか、経済協力とか、環境保全とかそういった大きなテーマの方が、こういうところに来ている若者には受けがいいのではないかな、とか思っていた部分もあり・・・。実際、ジャパンファウンデーションを知っている人はほぼいませんでしたし。。。


ただ今回の経験から、自分達(ジャパンファウンデーション)がやっている活動っていうのはそれなりに大事だと認識されているんだなという、社会の目もわかりました。やはり、こういう声を逃さずに聞いて、自分達の業務に反映させていくのも大事だよなー、とも思ったわけです。





(((( -_-)乂(-_- )))) (((( -_-)乂(-_- )))) (((( -_-)乂(-_- ))))





翌日に最終発表を控えた土曜の夜、


「とりあえず3時目標で」


というノリに、


「えっ!」


と、素で言ってしまった時に、若干ジェネレーションギャップを感じてしまいましたが。なんとか2時まではもったんだけど・・・


まだまだ「そっち側」の人間のつもりでいます。


(今回は写真が無くてすいません・・・)





*1:ちゃんと2万2千円、自腹切りましたから。。。


*2:凄く驚いたんですけど、議論は基本的に学生任せで口はほとんど出さず、じーっと見守ってくれていました。それこそ30分、1時間・・・・。


*3:もちろん、国際交流の分科会以外ですよ





Monday, November 28, 2005

横浜トリエンナーレの情報を2つほど






こんにちは。松岡です。


今日は、とうとう残り会期が1カ月を切った、横浜トリエンナーレの情報を2つお伝えします。


先日、とうとう入場者数が10万人を突破(→こちら





(^-^)ノ∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*





まだ行っていない方は、お早めにー。





「横浜トリエンナーレ2005 現代詩の夕べ」トーク&リーディング開催


現代詩において第一線で活躍されている方々をお招きし、本展ディレクター川俣正との対談と


ポエトリー・リーディング(朗読)を開催します。


「言」・「声」と「イメージ」「場」の掛け合いにご注目ください。


■ 白石かずこ 


  日時:12月2日(金)17:30 開場 18:00 開演


  ゲスト:井野信義(ベーシスト)


■ 荒川洋治 


  日時:12月4日(日)16:00 開場 16:30 開演


■ 谷川俊太郎 


  日時:12月6日(火)16:00 開場 16:30 開演


会場:本展会場3A(場所が変更になりました)












現代美術の国際展、横浜トリエンナーレ2005の企画、運営を含めた総合的なディレクションを行なっているなか、多くのメディア関係者や来場者に今回のテーマや趣旨、あるいは現代美術の現在などを説明している自分の言動について、思うことが多々あります。少なからず言葉の重みを日々感じているところです。


そこで、現在最も動向が気になる現代詩人の方々を招いて「現代詩の夕べ」をこの場で、横浜トリエンナーレ会場で行ない、改めて言葉についてのこだわりを考える時間を持ちたいと思います。


(総合ディレクター 川俣 正 )







身体表現サークル 参加者募集


作家名 身体表現サークル


募集人数 100名


活動期日 [発表用ワークショップ]12月13日~16日 18:30~21:00


     [発表日]12月17日・18日


活動内容 12月17.18日元気になりきり身体さん100名緊急募集します。


トリエンナーレのオープニングで華々しく散ってしまったあの褌さんの群像をエンディングでも行ってみます。こんなことは二度と御免だ!と思うことになってしまうような12月寒空の下で、ぜひとも気軽に一期一会の一般参加型ダンス?!に加わってみて下さい。





活動条件 ワークショップ及び本番に参加できる人


活動時間 12月13日~16日 18:30~21:00


     12月17日・18日 14:00~14:30


集合場所 ZAIM(旧関東財務局:中区役所隣)


活動場所 ZAIM、本展会場内


備考 ワークショップ時間は応相談。


申し込み先 supporter@yokohama2005.jp


下記の内容をご記入の上送信ください。


お名前(ふりがな)、郵便番号、ご住所、TEL、FAXまたはE-mail、参加希望日


*募集締め切り 参加前日まで





Friday, November 25, 2005

アラブとの対話-英知の共有求めて-



こんにちはー。


松岡です。





(’◇’;ゞ





さて、本日は2件頂いたトラックバックに関連して。


まずはカフェバグダッドさん。





アラブとの対話-英知の共有求めて-(日・アラブ知的交流アジェンダ・セッティング会合および公開シンポジウム)





の告知をしてくださいました。


ありがとうございます☆






どうも、申し込みはきょうまでのようです。入場は無料のようなので、関心のある方はすぐに申し込みを。[更新日時:2005/11/24 18:44 ]


[ http://www.doblog.com/weblog/myblog/13743?YEAR=2005&MONTH=11&DAY=22:title= カフェバグダッド]

そうだったんです。





しかーし。





このブログのお話を聞いたシンポ担当の佐藤が、





なんと、





締切延長してくれました!!(^-^)ノ∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*


といっても3日ですが、まだまだ募集中ですよ!!





詳細はこちらをご覧下さい。申し込み方法も載っています。











またあわせて、担当の佐藤から今回の見どころをもらいました。



日本とアラブ関係を政治と文化の両面から斬る。


政治を語るアブデル・モネイム氏はアラブを代表する国際政治学者。


文化を語る師岡カリーマ・エルサムニー氏は、エジプト人と日本人の”ダブル”で、アラビア語・アラブ文化紹介の花形。


総合司会の山内昌之氏は、日本と中東との対話において欠かせない中心人物で、その博識をもって縦横無尽に歴史を、現在を、日本を、世界を語る。


他の日・アラブのパネリストも、豊富な経験と知識を披露し、未来の日本とアラブを熱く議論します。






f:id:japanfoundation:20051121171606j:image Abdel Moneim氏


f:id:japanfoundation:20051124190620j:image 師岡カリーマ・エルサムニー 氏


f:id:japanfoundation:20051121171530j:image 山内 昌之 氏


他、が参加します。





話が若干それますが、佐藤が所属している部署は「日本研究・知的交流部 欧州・中東・アフリカ課」といいます。




長いですね*1




長いので、たまに「ニッチ部のオウチュウア」という表現をすることもあります*2





だいぶそれましたが、アラブ方面にご関心のある方は、ぜひご参加ください!!











「らくだな日常Ver.2」さんからもトラックバックを頂きました。


ありがとうございます☆






で、早速ブログを拝見しましたが......。
とても公的機関のブログとは思えない軽いノリです(汗
まさか、実は「非公式」だとか「裏」だとか、そんなわけはないですよね(ぉぃ
というエントリを仕事中に書いている自分はどうなのかという話はこの際スルーの方向で。
個人的にはイベントの楽屋話など期待したいところです(笑


[ http://www.takec.net/rakuda/archives/2005_11_23_279.html:title=ラクダな日常 Ver.2]




「軽いノリ」評価ありがとうございます(笑)。


いやあ、やはりこういう公的機関の言葉って、若干硬めですよね。「~することと致したい。」とか、「~でありたい」とか。

といいながら、自分でも気を抜くとそういう言い回しになりかけるのですが*3





その辺注意して、できるだけわかりやすく、みなさんとお話するというのを、僕たちは大事にしています。


イベントの楽屋話もどんどんやっていきたいです。ただ、僕自身はそういうイベントを実施する仕事をしていないので、イベントをやっている職員にも登場してもらいましょう。





それにしても、ブログって凄いですね。


以前登場いただいたid:fact2hakaseさんはラオスだし、今回頂いたラクダな日常さんはカタールだし。


そして僕は日本ですが、そういう「点」がつながっていくんですね。


ようやくブログのことが少しずつわかってきた気がします。




それだけジャパンファウンデーションを知っているかたがいるというのも、新鮮な驚きでもあります*4。。。




*1:電話にでるときは、「日本研究・知的交流部欧州・中東・アフリカ課の・・・・」と早口でまくし立てているとかたててないとか・・・


*2:ちなみに、隣の課の「アジア・大洋州課」は「アタイ課」、さらに隣の「企画調整・米州課」は「キベイ課」になります


*3:色々と便利な用語はあるんですよ。「ところ」とか。これだけじゃわからないですよね・・・(汗


*4:個人的には、この組織に入るまでジャパンファウンデーションって全然知られていないと思っていたので・・・





Tuesday, November 22, 2005

マグカップ



どうも、松岡です。


もう皆さんお気づきだと思いますが、このブログ、ちょっと書き方を工夫し始めました。


というのも、実は先週、このブログチームの他のふたりが、夜僕の席にやってきまして・・・・






「二人で話し合ったんだけどー、やっぱ今のままじゃだめだよ!」


「えっ!!、僕は僕なりにがんばっているんだけど・・・」






と、ダメ出しをされたわけです (T_T)





「写真を入れてこー」


とか、


「顔の絵を書こう」

とか(これは難しいので、顔文字に)・・・*1





まあ、まだまだですが、少しずつ「JFの事業をわかりやすく」をモットーに、進めていきたいと思います。


まずは書き方から。








さて、話は変わりますが、このたびジャパンファウンデーションでは、横浜トリエンナーレを記念して、マグカップを作りました。





f:id:japanfoundation:20051121211310j:image じゃーん!!




僕の知っている限りでは、初の試み(?)でしょうか。今のところ、トリエンナーレ会場限定で購入できますので*2、トリエンナーレに行った折には、ショップをのぞいてみてください*3




*1:僭越ながら、眞鍋かをりさんやブラザーさんのブログを見て研究したりして。


*2:900円です。


*3:他にも、うちのロゴマークをあしらったマグカップやトートバックもあります。





Monday, November 21, 2005

サポーターズクラブとごくせんと・・・



こんにちは、松岡です。





まずは先日、トラックバックを頂いた「カフェ バグダッド」さんへ。


ありがとうございます。o(*^▽^*)o





カフェ バグダッドさんとは、横浜国際フェスタ2005でもお会いしました。







「サポーターズクラブ」の開設など、最近広報部門へのてこ入れを図っている同基金の新機軸のひとつか。


[ http://www.doblog.com/weblog/myblog/13743?YEAR=2005&MONTH=11&DAY=17:title=カフェ バグダッド]



サポーターズクラブのことまで紹介していただきまして、ありがとうございます*1





f:id:japanfoundation:20050927203728j:image





カフェ バグダッドさんは複数のブログをお持ちで、実は「カフェバグダッド・リブロ」では、うちの小川企画評価課長の新聞記事(2005年4月8日付読売新聞夕刊文化面「『ごくせん』流で行け 中東民主化 日本の役割」)についてコメントも頂いておりました。







「ごくせん」とは、ヤクザの家庭に生まれた、仲間由紀恵演じる「ヤンクミ先生」が主役の熱血学園ドラマ(原作はマンガ)。小川氏によれば、ヤンクミは「任侠一家出身」という劣等感があるから、「心の傷を抱えた若者と対話することができる」という。中東民主化問題で、日本は、(米国とは一線を画す)「ごくせんアプローチ」をとるべきだ、と小川氏は主張する。


カフェバグダッド・リブロ



参考情報ですが、小川はカラオケで「ごくせん」の主題歌をフルで歌っちゃうほど「ごくせん」好きです*2





♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪





これまでインド・ニューデリーやインドネシア・ジャカルタでの駐在経験があり、いくつか本も出しております。





f:id:japanfoundation:20051121114614j:image などなど





こちらの方面に関心のある方は、是非ともサイトで「小川忠」と検索ください。




*1:サポーターズクラブは、ジャパンファウンデーションの会員制度なんです。うちがやっているイベントにご招待したり、会員専用のサイトで海外文化事情の情報提供をしてます。ゲストブックもあるんですが、最近ようやくぽつりぽつりと書き込みがでてきた感じで、まだまだこれからと言うところでしょうか・・・


*2:「ごくせん」が好きというより、仲間由紀恵が好き」by 小川





Friday, November 18, 2005

ジャパンファウンデーションのアニュアルレポート(2004年度版)がようやく出来ました。






こんにちは、松岡です。


先日、ジャパンファウンデーションの1年間の活動を総括する年報(アニュアルレポート)が完成しました。





f:id:japanfoundation:20051117140039j:image





実はこれ、僕が担当していたんです。本来であればもっと早く出来ていたはずなんですがねー。








m( _ _ )m  遅れてスイマセン。








なんで遅れたのか、ちょっと考えてみました。


7月から実質スタートして・・・


こういうのって、一番大変なのは各方面との調整ですね。すべての原稿を自分で書くというわけにはいかない(というか出来ない)ので。


「●さんからは出てきたけど、▲はまだだー」、とか


「■事務所からは、まだ原稿とどいてないー」、とか。


書いてくださっている皆さんは皆さんで仕事があって、「今日校正上がってきたから、明日までにみてね」と言うわけにはいかない訳ですね(たまに、そういうのもお願いしたりしたけど)。





人によっても温度差がありまして、非常に情熱を持って書いてくださる方もいれば、そうでもない方もいたり。





ざっと考えてみたんですが、今回の年報の原稿は60人以上の人が書いてますね。一部は外部の方にも書いてもらいました。





そういう文章を、1冊の本としてまとめる(表現整えたり、言い回しとかもあわせたり)というのは、けっこう大変なんだなあ、ということを改めて感じましたよ(一緒に作った若林さん、八尾さんのお力がかなり大きかったんですけれども)。








で、








このアニュアルレポートは、わたしたちのホームページから見ることができます(PDFです)。


一昨年のものと比べていただいたら大きく変わったことがわかると思います。


例えば、見た目。カラーになりました。





f:id:japanfoundation:20051118134324j:image





さらに、全体のボリュームもかなり抑えましたよ。





f:id:japanfoundation:20051118162327j:image


↑薄いでしょ。なんと約50%削減!!(当社比)





去年1年間、ジャパンファウンデーションが何をやっていたのかが一目でわかりますので、皆様ちょっとのぞいてみてください。





Thursday, November 17, 2005

日系人シンポジウムウェブ配信のお知らせ!



こんにちは、後藤愛です。


日米センターが全米日系人博物館との共催により5月25日に経団連会館で開催した公開シンポジウム 「日系アメリカ人と日米関係の将来」の様子が、ウェブ上で配信されています!





河野洋平 衆議院議長からの挨拶、西室泰三 日本経済団体連合会副会長およびダニエル・K・イノウエ 米国上院議員による基調講演に続き、グレン・S・フクシマ エアバス・ジャパン株式会社代表取締役社長を モデレーターとしたパネルディスカッションを見ることができます。





私は現場にもいて、一部始終を見ていたはずなのですが、それでもときどき何度か見直したりして・・・。今はやりのオンデマンドの映像配信ですから、いつでも見られて、早送り巻き戻しも自由自在です☆(^-^ )



音声は、すべて各パネリストの本人の声なので、日本語と英語が混じります(特に英語は勉強にもなって、オススメです!!・・・こんな使い方をするのも私だけではないと思います。ぜひ!)。





日系人の方がアメリカ社会で生き抜いてきた強さ・たくましさと同時に、華やかな成功の裏で人間同士のつながりをしっかりと大切にする姿勢には心を打たれます。





Wednesday, November 16, 2005

「そう書けと囁くのよ、私のゴーストが」((昨日松岡さんが書いた題名への答えです。))



最近少し忙しくって、ブログの記事が後回しになってます。


気がついたらマジメな話ばっかりデスヨ?(ギャボー!!)

反転衝動に身を委ね、凡そ2カ月ぶりに中島が送るトラックバック!*1





まずは、私的ソウル在住記のtgyokuroさん、ありがとうございました!


tgyokuroさんはもうソウルに行かれて4年以上になるんですか。

私はソウルに行ったことがない*2のですが、東京よりも寒いそうですね。お身体にはお気をつけて下さい。

あと、ヘルシングジェネレータとか吉野家コピペをご存知だってだけでオタク認定されるのはちょっと淋しいですよねえ。*3

また、ソウル日本文化センターにも遊びにいらっしゃって下さい!*4





そして、もう1件は「ダメオタ官僚日記」のid:pogemutaさん!



kanryo様曰く


ややオタクじゃないです、十分オタクです。

「十分」を「極めて」に修正されたい(笑


ダメオタ官僚日記

お褒めに預かり光栄です。(笑)


しかし、pogemutaさんの方が深くまで突っ込んでいらっしゃいますよー(オタという名の棺桶に足を?)。私の場合、結構メジャーなネタを浅く使ってますし。敢えて言うなら、職場のブログに実名でオタネタを書いてるってことに、自分で「あんたバカぁ?」なんてツッコんだり。



さあ!!諸君!! (オタクとして社会的に)殺したり殺されたり、死んだり死なせたりしよう。


さあ、乾盃をしよう。宴は遂に今宵、此の時より開かれたのだ。

乾盃(プロージィット)!!*5



いつか「公的機関のオタ連合」ができそうですよね・・・。




*1:今回取り上げるお二人を、約2カ月とてもとてもお待たせしてしまいました。ごめんなさい!


*2:韓国には学生時代に釜山に行ったことがあるだけです。しかも、演劇を演るのが目的なので、観光は一切ありませんでした。


*3:今でこそオタキャラをやってますが、私くらいではオタク道の入り口にもまだまだ届かないと思います。どんな人が真オタクと呼ばれるべきなのか、機会があれば小一時間書き連ねたいと思います。


*4:ジャパンファウンデーションは世界18カ国19都市に事務所があります。もし、事務所のある都市の方にお住まいだったり、旅行に行かれるときにはゼヒお立ち寄りください!


*5:こんなネタ、公的機関で書いていいのか不安ですが、決裁下りちゃったな・・・。職員生命の危機、フォー!





Tuesday, November 15, 2005

私たちはどうやってブログを書いているか




どうも松岡です。今日は先日トラックバックを頂いたfact2hakaseさんからご質問に答える形で、私たちがどうやってブログを書いているかについてお話します。

fact2hakaseさんはラオスあたりにいらっしゃるのでしょうか?海外から私たちのブログを見てくださるなんて光栄です。こちらこそ大変お世話になっております*1


頂いたコメントに関してですが、



わが社で作ることを考えたら、広報とIT部門がハンドリング・検閲した結果が出て面白くない記事だったり、書き手にお願いするのに「やだよーそんなの」なんてけんもほろろにされたりとか、苦労は多いんだろうなぁ。


[ http://d.hatena.ne.jp/fact2hakase/:title= fact2hakaseのはてなダイアリー]

いやいや、どこも同じですよ(笑)。うちとしても、多くの人に書いてもらえるように働きかけてはいるんですが(実際、何名か登場していますよね)、やはり「他人頼り100%」だと、いざと言う時「書くネタがねー」と言う状況になってしまいますので、そこは気をつけてます。


一応組織として出してますから、決裁はもらってますよ。毎回書いて、僕の上司(一応、情報センターが主管でやっていますので)にみてもらって、オッケーもらって掲載、です。その場でさっと見てもらうので、かなり迅速です(場合によっては数秒)。表現とかそう言うのは個人のキャラクターと言うことでほぼ修正は入りませんし、内容的に問題があるかどうか、という点だけですから。



そんな先入観で見てみると、まずまず。どちらかというと仕事の裏側紹介みたいなもので、業界よりにならない一般向けのかたりくちで、広報目的で好感度アップが狙いならいい線行っているのではないかと。なにより、当局発表チックになっていないのが親近感沸いてくるかな。


[ http://d.hatena.ne.jp/fact2hakase/:title= fact2hakaseのはてなダイアリー]

ありがとうございます!!


「当局発表チックになっていない」と言うのは最高にうれしーです。そういうの狙ってたんで。まあ、まだまだ硬いなーというのは、個人的にも感じておりますので、その辺はこれからの課題ですけど。


うちも書くネタを戦略的・中長期的に狙って書いているのかというと、全くもってそんなことは無くて(というかまだ出きる状況に至ってない・・)、若干散漫な感じになっているかなとは思うんですけども。


皆さんも何かアドバイスがあればぜひ教えてくださいませ。


引き続きトラックバックお待ちしております。




*1:実は僕と後藤は組合活動もやっておりまして、先日は御社にもお伺いしたんですよ。色々勉強させてもらっております





Monday, November 14, 2005

交流から生まれるパートナーシップ



こんにちは、後藤愛です(右の写真の、左前端にいます!)


この前、松岡くんが、「(一昔前のお金持ちがやっていたような)国際交流はもう時代遅れ」「異文化間の交流・対話というものが、世界中の課題解決のための手段として有効なんじゃない」ということを書いていました(11月9日)。それについて、私の業務からのレスを・・・。


日米センターでは日本の大学や研究所(所属の研究者)が、日米間共同研究を行なうのを資金助成していますが、去る10月31日から11月2日にかけて、名古屋大学にて公開セミナー「農学国際協力における日米大学の連携を目指して」が開催されました。


これは、名古屋大学農学国際教育協力研究センターを中心とする「農学国際協力日米大学連携推進プロジェクトグループ」の研究者が主催しています。日本とアメリカの大学の農学研究者が、研究者個人だけでなく、さらには大学組織として途上国の農学支援・農学教育支援に関与するための、これまでのケーススタディ、課題の発表、そして今後の事業実施の可能性について知見をもちよるための会議でした。


これまでの日米大学の取り組みとして、アジアやアフリカの農学支援について、ケーススタディに違いが出ていたのが興味深いものがありました(私自身は農学に関する知識は限りなくゼロに近かったのですが(汗)、このセミナーでずいぶん勉強させていただきました)。


当日の議論のなかで、日本の農学研究者が行なう途上国支援プロジェクトは、例えばカンボジアのある地域に適した稲作の品種と栽培方法を実験から立証するなど「調査研究主体のもの」がよく見られるのに対し、アメリカのプロジェクトでは、ウガンダの小学校の校庭に菜園を作り生徒の昼食になる作物を自給できる仕組みを現地の人々と一緒になって作っていくような「活動主体のもの」が見られる、などの違いが指摘されていました。


両者の長所を生かしあった、日本+アメリカ+支援受入国という3国プロジェクトの開発が、まだ未定ではありますが今後もしかすると具体化するかもしれません。先ほどの指摘で行けば、例えば、理論に基づいた研究と、コミュニティに残る活動を同時に行なうようなプロジェクトが考えられるのでしょうか。


今回のセミナーでは、日本とアメリカという異なる土壌で、しかし目的やミッションをある程度共有している人々や機関が集合することによって、新たな事業を作れるということが確認されました。「日米センター」の英語名称は、実は「センター・フォー・グローバルパートナーシップ(Center for Global Partnership、略してCGP)」というのですが、私はこのセミナーで、「パートナーシップ」作りの原型を見たような気がしました。


私も仕事上、他の機関の方と共催で行事を開催すると、大変学ぶことが多いですが、国を超えた共催も同じような感覚なのかな、と思いました。皆さんも、仲間と一緒に何かに取り組んで、結果、自分だけでは得られなかった新しい視点やその結果、飛躍した成果、などを体験したことがあるのではないでしょうか?そういう場から生まれる「連帯感」、「交感」とでも言うべき感覚が好きで、仕事にまた打ち込んでしまうんですよね、、、


私が最近経験した、また別の共催イベントの報告については、次回登場の機会に書かせていただきます!それまでお元気で~。





Friday, November 11, 2005

横浜トリエンナーレ2005と、ボランティア大募集!



M: こんにちは、松岡です。

N: こんにちは、中の人です。*1


M: 9月に始まった横浜トリエンナーレも12月18日の閉幕まで残すところあと1カ月ちょいとなりました。ジャパンファウンデーションは横浜市、NHK、朝日新聞、横浜トリエンナーレ組織委員会との共催でこの国際展に関わっています。


N: ジャパンファウンデーションが主催団体の一つだってほとんど知ら・・・うぐう・・・


M: ・・・山下ふ頭の巨大な倉庫にあるメイン会場に加え、みなとみらい地区の至るところで展示・パフォーマンスが繰り広げられています。またそれらを盛り上げるためのイベント等も至るところで行なわれたり・・・といいながら、私はまだメイン会場に行けていないんですけど。。。(先日、パシフィコ横浜は行ったんですけどね)。


ちなみに、ジャパンファウンデーションの出している雑誌『遠近(をちこち)』の7号でもヨコトリ特集やってますんで(マップ付き)。


N: それ、前に言うたがなっ!(笑い飯風に)

さて、横浜トリエンナーレ2005では運営をお手伝いしてくださるボランティアの方をまだまだ募集中しています!会場の案内、受付、作品の看視や保護、簡単な作品紹介などお客様とコミュニケーションを取りながら、一緒にヨコトリを盛り上げていきませんか?ヨコトリ好きん中のヨコトリ好きたち、出てこいや!*2


M: それはちょっと強引すぎるんじゃ・・・。





N: 以下はヨコトリのボランティア募集ページからの引用です。



○活動日 10/14(金)~12/18(日)


○活動日数 7日以上


○活動時間 09:45~18:15


[11/25までの金曜日は、下記(A)~(D)のいずれかをお選びください]


(A)09:45~21:15


(B)09:45~18:15


(C)12:45~21:15


(D)18:00~21:15





希望する方は、下記まで必要事項を記入のうえ、ご連絡ください。


○必要事項




  • 氏名(フリガナ)

  • 住所(郵便番号)

  • 電話連絡先(自宅、携帯)

  • 生年月日

  • 年齢

  • 活動を希望する日


○申込先 vol@yokohama2005.jp (件名は、「会場運営スタッフ」としてください)





*1:そう、実は松岡さん不在の間に彼の原稿に手を加えるとき、スタンドが発動するのです!ドッピオよ・・・おおドッピオよ・・・。


*2:高田延彦さんのセリフですね。





11月のイベント情報など



こんにちは、松岡です。


今日は近々あるイベント情報をいくつかご紹介します。


「文化の秋」ということで、この週末のイベントもありますので、どうぞお楽しみください。





1.EU・日本創造都市交流2005シンポジウム「アートが都市社会の新しい地平を切り拓く-EU諸国の創造都市戦略を巡って-」


2005年は日・EU市民交流年なんですよ、実は。皆さん知ってましたか?本事業には、ジャパンファウンデーションが横浜市やヨーロッパ各国の大使館・文化機関と共催で関わっております。文化政策やヨーロッパの文化事情等に関心のある方は、ぜひどうぞ。





2.アジア映画監督シリーズ10「タイの新生アピチャートポン・ウィーラセータクン」


f:id:japanfoundation:20051019134304j:imageジャパンファウンデーションでは、なかなか商業ベースでは紹介されにくい世界各国の映画祭を実施しておりますが、このたびタイの若手映画監督「アピチャートポン・ウィーラセータクン」の映画作品を集めた映画祭を実施することとなりました。計3日で5作品上映予定ですので(11/14には監督本人のトークショーもあります、しかもトークショーは無料ですよ!!)、映画好きの方、タイ好きの方はぜひどうぞ。





他にもたくさんイベントはありますが、続きはジャパンファウンデーションのホームページでご確認ください(←このたび新しくなりまして、イベント情報等見やすくなりました)。





そうそう、あとこの週末は東京都内で開催される二つのイベントにブースを出します。


一つは「むさしの国際交流まつり2005」@武蔵境(11/12土)、もうひとつは「ヨーロッパ秋祭り」@日比谷公園(11/12土-13日)です。


興味のある方、お近くにお住まいの方、近くを通りかかる方、ぜひお越しください(松岡も当日会場に行きます。もしかしたら、このブログで実況中継しますんで・・・?)。





日本語国際センター②



こんにちは。村田です。今回も、日本語国際センターの活動についてお知らせします。


みなさんは外国語を学習したことがありますか?書店の語学コーナーを見てみるだけでも、さまざまな言語のさまざまな学習書があることがわかります。英語、韓国語、フランス語、中国語など、学習者が多い言語は1冊選ぶことが難しいほど多種多様な教材がありますよね。他方、日本の一般書店で学習書が市販されている!ということに驚いてしまうような言語もあります。

では、外国語としての日本語はどうなのでしょう?海外での日本語学習の形態は様々です。小・中学校、高校で日本語の授業を選択できる国もあれば、民間の日本語講座を受講する人が多い国など、いろいろです*1。日本語の教材も同様で、その国で開発した教材が複数あるところ、日本で出版された教材をそのまま使用しているところ、先生の手作り教材を使用しているところなど状況は多種ありますが、全世界的に見ると、まだ日本語教材は充実しているとは言えません。

日本語国際センターでは、研修のみならず、日本語教材の開発やその支援、教材の寄贈なども行なっています。各国の教育事情に合わせた教科書をその国の専門機関や専門家と協力して制作したり、各日本語教師が独自の教材を作れるように例文や写真などの素材をインターネットで提供したり*2、海外ではなかなか制作されない映像教材を作ったり、日本語教材に関する活動は多岐に渡ります。

また、センターには図書館もあり、日本語教育に関するさまざまな書籍、教科書、雑誌、ビデオ等を収集しています。これがなかなか面白く、例えば世界の日本語教科書を集めた書棚では、各国の面白い教材を見ることができます。見るからに日本のアニメのようなキャラクター(髪がピンク色だったりします)が登場したり、挿絵1ページが丸々漫画だったり、例文が妙に意味深で面白かったり、学習者が興味を持って勉強できるよう工夫された教材が色々あります。日本語国際センター図書館はどなたでも閲覧可能ですので*3、北浦和周辺に行く機会のある方は、気軽に立ち寄ってみてください。




*1:日本語国際センターのウェブサイトでは、各国の日本語教育情報が紹介されています。
http://www.jpf.go.jp/j/japan_j/oversea/kunibetsu/index.html


*2:「みんなの教材サイト」というサイトを公開しています。毎月約200,000件のアクセスがある、現在も成長中のサイトです。
http://www.jpf.go.jp/kyozai/


*3:日本語教育関係者やJFサポーターズクラブ会員は貸出サービスも利用できます。





Wednesday, November 9, 2005

ASEM Youth Dialogue &#8211;2-



こんにちは、松岡です。


ASEMって何?ということについては先日書きましたが、今日は当日の模様というか感想を。


日本からは、JFの3名以外にNICE(日本国際ワークキャップセンター)という特定非営利法人から2名、ジュネーブの大学院生で現地のNGOでインターンをしている人が1名参加しておりました。


土曜の夜の歓迎ディナーから始まって、日・月と各方面の実務者や学者によるレクチャーがあり、火の午前中にはいくつかのグループに分かれたワークショップがありました。


そしてなんと!!火曜の午後にはハインツ・オーストリア大統領に会いました。これ聞いてなかったんですけど、官邸(?)は非常に美しい内装の上キンキラキンでしたよ☆(写真は集合写真。僕も何とか顔だけちょっと写ってます)


個人的には、初日のマレーシアから来た大学の先生が語っていた「Multicultural and Multireligious Society」に関するレクチャーが興味深かったです。多様な人種・民族がいることを課題が増える要因としてとらえるのではなく、地域にとってのアドバンテージになるのだ(多様な人材がいるんだ)という話をオーストラリアの例を引き合いに出して説明したり、「他人と異なっていること(different)が怖いことではないのだ」ということを初等教育の段階から行なっていく必要性を訴えるなど、これからの日本社会にとっても決して他人事ではない話が続きました(この話題は、うちの出している機関誌『遠近(をちこち)』の3号(特集「変わる日本 世界に開くコミュニティ」)でも取り上げてますので、是非ご覧下さい)。


移民コミュニティーの中で若者が抱える問題や、教育の問題、雇用の問題などといったテーマについてレクチャーがあった後に、参加者同士のディスカッションもありました。いろいろと意見はありましたが、その中でも特に「たくさんの課題が散在していること自体も問題だが、そういった課題があること自体知られていないのも問題だよねー」というポイントで盛り上がり(?)ました。


やっぱどの国も同じなんだなと、この「気付き」自体も異文化理解ですね。





先日、ブログの打合せでお話した川崎さんが、ご自身のブログで以下のように語ってました。



ジャパンファウンデーションは独立行政法人であり、


  • 文化芸術交流

  • 海外における日本語教育

  • 日本研究・知的交流


の大きな三つの活動を中心に行っているところです。
「日本を世界の人にもっと知ってもらおう。お互いに仲良くなれば世界が抱える課題の解決に共同して取り組むことがより良くできるようになるじゃないか。」ということなのかなぁと、ジャパンファウンデーションの松岡さん、中島さん、後藤さんとお話する中でちょっとだけ理解しました。


kawasakiのはてなダイアリー

私自身、たまに「もう交流やってる時代じゃないよ」ということを、いろいろな人から素でいわれることがよくあります。確かに一昔前の、一部の金持ちが趣味としてやるような「国際交流」はだいぶ時代後れだと思います。ただ一方でこの4日間、互いの違いを身をもって感じることができたり、自分では気付かなかった視点を獲得できたりしたは、まさに国際交流のおかげです。


異なる文化を体感して、交流して、対話することによってこそ解決される問題もあると思います。


皆さんどう思いますか?


「国際交流」という言葉が最も適切かどうかはわかりませんが、異文化間の交流・対話というものが、例えば貧困撲滅とか、世界平和とか、世界中の課題解決のための手段として有効なんじゃないかな、でもそのあたりって見過ごされがちじゃない?、と最近感じます。


今回のASEM Youth Dialogueも、対話の大切さを確認しあって終わりました。ここで出会ったうちの何人かとは、今後もどこかでつながっていくかもしれません。


理屈抜きでも、なんとなく世界の人とつながっているってワクワクしません?


国際交流っていう言葉には、そういう敷居の低いところから、それこそ「課題解決」といったちょっと高めなところまで、いろんな段階があるんだなと感じた4日間でした。





Tuesday, November 8, 2005

日本語国際センターより①



はじめまして。村田裕子と申します。本日は、このブログ初!ジャパンファウンデーションの付属機関である日本語国際センターの話題をお届けします。


まずは少し自己紹介から。私のJF歴は3年半と少しになりますが、最初の配属先は視聴覚課(現在の映像出版課)というところでした。日本映画・TV番組の海外紹介や映画祭・映画制作への助成などの業務を担当し、ここでの3年間の仕事は刺激的で面白いものでした。そして2005年4月に異動の命が下されたその行き先が、「日本語国際センター」。現在、その中の制作事業課というところで楽しく働いています。


皆さんは、「日本語国際センター」と聞いてどのような場所を思い浮かべますか?日本語を国際化するセンター?それとも日本語を国際的に扱うセンター?わかるような、わからないような、ですね!?ここ、日本語国際センターは、海外の日本語教師の研修の場所であり、また日本語教材の開発や、その支援をする場所なのです。センターでは年間にいくつもの種類の研修を行なっていて、研修生はセンター内に寝泊りして授業を受けています。研修といっても語学だけでなく、日本語の教え方や文化理解についての授業もあります。


研修生は世界各地からやってきます。初来日の人、すでに何回か来日経験がある人、大学で教えている人、高校で教えている人…本当にたくさんの人がさまざまなバックグラウンドを持ってやってきます。ここは日々笑いあり、涙あり、ドラマに溢れた場所なのです!


写真は、センターの防災訓練です。訓練では火事を想定し、研修生も職員も全員中庭に避難しました。このような訓練は初めて!という研修生も多いようで、手にカメラやビデオを持っている人が大勢。放水訓練ではパシャパシャ写真が撮られ、建物のベランダから避難梯子を使って降りる訓練では一人降りる度に拍手が沸き起こる有様。もちろん、実際の災害時にはこんなにのんきにはしていられませんが、こういった写真やビデオも、日本語教師にとって、日本の生活・文化を伝える教材になり得ます。語学教育は言葉だけ扱っていれば良いのではなく、「文化」も重要な要素なのです。


長くなりましたので、私の所属する制作事業課が関わる日本語教材についての話題はまた今度。





2カ月ちょっと経ちましたが・・・



どうも、松岡です。


「地球を、開けよう。」ブログを始めて早2カ月が経ちました。

その間、大体平均してアクセス数は200前後で*1、トラックバックは15件程度です。


「いまいち盛り上がり感にかけるなー」


ということで今日は久しぶりに、はてな川崎さんと打ち合わせをしました(当方からは松岡と中島が出席)。


川崎さんいわく、


・アクセス数平均200/日はそんな悪くない


・むしろトラックバックの数が少ないですね⇒このブログをみて共感するということが少ないのかも(グサリ・・・。。)


ということで、どうすればトラックバックを増やせるものかなと話が進みました。


1時間半、時にわき道へそれながらも色々とアイディアを頂いたりしました。


まずは「こっちからトラックバックしよう」ということも。いままで頂いたトラックバックにはお返しするようにしているのですが、それだけだとなかなかトラックバックの数が増えていかないので。これからは、うちのイベントとかについて書いてくれているブログにもトラックバックしていきたいなと思ってます。


ということに手始めに川崎さんにトラックバック★


id:kawasaki


それ以外にも色々とアイデアはでましたが、それは今後のお楽しみということで。


このブログをみて下さっている皆さんは、どんな情報が欲しいですか?


ぜひ教えてください(そしてトラックバックください←切実・・・)。





(写真は記事と全然関係ないんですが、うちの職場にあるオタクグッズ+すしケシゴム←この正体はまた後日。奥が深いんですよー)




*1:この200は、うちの職場からのアクセス数は除いた数ですよ





Saturday, November 5, 2005

ASEM Youth Dialogue -1-



みなさん、ご無沙汰しております。松岡です。今日は、先週行ってきましたウィーン出張のお話しを。


10月22日(土)から24日(火)までウィーンで開催されたASEM Youth Dialogueに参加してきました。


みなさん、ASEMってご存知ですか?


http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asem/


http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/asem/


ASEM(Asia-Europe Meeting)の日本語名称は「アジア欧州会合」です。これまでアジアとアメリカのつながりやヨーロッパとアメリカとのつながりに比べて、アジアとヨーロッパとのつながりが薄かったという認識から、1996年に発足しました。この枠組みの中で幅広い分野にわたって議論が交わされてきており、政治・経済・文化・科学技術・環境などの各分野の閣僚会議、専門家会合などが開催されてきています。


このASEMで決定された政策や枠組みを、具体的なプロジェクトの形で実行して行く機関として、ASEF(Asia-Europe Foundation)があります。実は日本はかなりの額をこの基金に出しているんですよ。でも日本では知名度低いですよね。


行ってからわかったのですが、このASEF、非常にジャパンファウンデーションに似ております。各国政府からの拠出金を元にして事業をしているFoundationである辺りも似ていますし、主な事業を3本柱で説明する辺りも近いです。しかもその3本柱が


・Cultural Exchange


・Intellectual Exchange


・People-to-people Exchange


でして、この上の2つなんかはうちの「文化芸術交流」と「知的交流」と一緒です(ジャパンファウンデーションのもう一つの柱は「日本語教育」です)


そしてこの3つめですが、実はジャパンファウンデーションも一昨年まで(つまり2004年5月に機構改革をする前まで)は「人物交流部」という部署がありました。これは、人と人との交流こそ文化交流の原点であるという、ジャパンファウンデーション設立当時からの理念がありまして、現在は部署こそ無いものの各事業分野で人の交流事業はたくさん行なわれています。


というわけで、このASEFに招かれて、私の他にジャパンファウンデーションからは2名参加しました。会議のテーマは「Education for Tolerance: The Role of Youth and Civil Society Organizations in Promoting Active Citizenship」で、最終日の火曜日に4つのワーキンググループ(Multicultural and Multireligious Society, Youth Unemployment, Youth in Migrant Communities, Education for Tolerance)に分かれて議論をしたのですが、初日と二日目はそのための情報のインプットのために各会の実務者がきてレクチャーをするという形のものでした・・・・(ちょっと長いので具体的な中身は次回に)





Saturday, October 29, 2005

日本語の快楽と、短歌の朗読



長らくのご無沙汰をしておりました*1、中島です。*2


記事を書いていない間に行ってみた文化関係のイベントの中でも、今日は文学系・日本語関係について触れてみたいと思います。







  • 遠近サロンでアーサー・ビナードさんと、トニー・ラズロさんにお会いしました。(9月15日)

ジャパンファウンデーションの雑誌『遠近(をちこち)』では、毎号国際文化交流やジャパンファウンデーションの事業にちなんだ特集を組んでいるのですが、第6号の特集は「日本語で話しませんか」。*3島田雅彦さんとアーサー・ビナードさんの巻頭対談に始まり、世界各地の日本語教育事情など、現場や体験に則して語られています。


そして、実は、毎号発刊後に寄稿してくださった方を招いて、直接お話を伺う「遠近サロン」なるイベントが行なわれています。今回は対談されたアーサー・ビナードさんをお招きしてお話を伺いました。ビナードさんのお話は著書『日本語ぽこりぽこり』と同じような口調で、日本語を学ぶ過程で出会った言葉に対する驚き・楽しさについて、示唆と笑いに富んだ、とても刺激的なものでしたよ。

その後の懇親会に、マンガ『ダーリンは外国人』に登場するトニー・ラズロさんが登場。ビナードさんとトニーさん*4は以前からお知り合いだったそうです。お二人の共通点は、色んな言語のひとつひとつの言葉の持つ、意味や成り立ち、音や韻にまで考えることを楽しめるくらいまで感受性が高いこと!そう思うと、お互いにお知り合いだったのも当然かもしれませんね。







  • 短歌の朗読イベント「朗読千夜一夜」に参加。(10月2日)

実は最近、比較的若い方を中心に短歌が流行っているんです。*5この背景には、今の時代背景や、インターネットや携帯のメールといったメディアが影響していると思います。*6




さらに、ここ数年、短歌の朗読も流行っています。10月2日には大塚で「朗読千夜一夜」というイベントがあり、笹さん*7、中島、田中槐さん、斉藤さん、写真家の井村一巴さん、東直子さん、最後に飛び入りゲストでメキシコの詩人アウレリオ・アシアインさんが朗読をしました。*8





もし朗読に興味を持っていただけたなら・・・




  • 現代詩と短歌の朗読イベントで国際交流 「"Poem: A fabric of two voices" -墨日ポエトリーリーディング・セッション」(10月31日)


にもお越しください。メキシコの詩人と日本の詩人・歌人が朗読を行ないます。10月31日に駐日メキシコ大使館で行なわれ、入場料無料、簡単なメキシコ料理とドリンクがついてきますので、お気軽にお越しくださいね。(このイベントのブログもあります。)




*1:単独記事としては1ヶ月以上!


*2:ぼくだけの力で記事を書かないと・・・ドラえもん松岡さんが・・・安心して・・・帰れないんだ!(『ドラえもん』第6巻収録「さようならドラえもん」を参照のこと。)


*3:今は第7号が出ています。特集は「アートが世界を変える」。主に、横浜トリエンナーレ2005に触れています。


*4:マンガの影響で、彼だけはファーストネームで呼びたくなってしまう…


*5:若い方だと、穂村弘さんや枡野浩一さんは人気が高いですし、斉藤斎藤さん・笹公人さん・黒瀬珂瀾さん(カラン卿)・天野慶さんも最近よくメディアに登場していらっしゃいますね。


*6:短歌という表現形態自体が、日常の中での、発見や嘆き・内省を促す要素があること。そういう発見や嘆きをインターネット上の日記やブログ形式だと表現しやすいこと。携帯のメールで書くような短い文章が短歌に近い長さになりやすいこと。携帯メールの短さゆえに行間を読ませるような、叙情が生まれる可能性があること。そして、それらの情況にあった歌人が数多くメディアに出てきていること・・・。いろんな理由があると思います。皆さんも機会があれば一首、詠んでみませんか?


*7:先日、NHKの生放送番組にレイザーラモンの格好で登場しました。結社の先輩、フォー!歌人生命の危機、フォー!


*8:当日の朗読順