Thursday, February 23, 2006

マニラからクアラルンプールへ。



こんにちは、中島です。実は今、出張でマニラを経てクアラルンプールに来ています。




2月17日の朝5時に起きて成田空港へ。9時40分発のフライトに乗り込み*1、4時間半ほどでマニラに到着。フィリピンと日本との時差は1時間。空港へ現地職員*2の古川さんに迎えに来ていただいて、マニラ事務所へ。




マニラ事務所はマニラ首都圏*3におけるビジネスの中心地・マカティ市にある、オフィスビルの12階に設けられています*4。空港からマカティ市までは、渋滞もあって車で40分*5くらいで到着。





まずは事務所から歩いて3分くらいのところにあるホテルへ行き、ネクタイもはずして、作業のできる格好に。というのも、翌18日には「日本語フィエスタ」というイベントがあり、そのお手伝いをするのです。





事務所には鈴木・マニラ事務所長と現地職員の皆さんから事務所やスタッフを紹介してもらい、その後ちょっとお仕事のお手伝い。





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その後、少し休憩になり、ホテルに置いて来てしまっていた*6ノートPCを取りに出ようとすると、エレベーターで一緒になったフィリピン人日本語教師の方に声をかけられました。この先生、77年(私が生まれる前!)から3度、JFの助成で日本へ行って日本語教育を学ばれたとか。


人事課にいるとJFの事業に関わっている方からお話を伺う機会はなかなかなく、長い時間をかけて積み上げられてきたものがあるんだなあ、と誇らしくも改めて気を引き締まる思いがしました。





ノートPCを持って事務所でしばらく作業した後、会場となるショッピングモールShangri-Laへ移動。時間はすでに21時。ショッピングモールが閉まってから設営作業を行うわけです。私が関わった作業はJ-Popのポスター展と、フィリピンの写真家による日本写真展。


J-Popポスター展は、J-popやそのプロモーションビデオを視聴できるブースとともに、ここ10~20年くらいのポスターおよそ150枚を展示して日本の音楽シーンに関心を持ってもらおうというもの。ポップスからヴィジュアル系ロック、アニメの主題歌まで、いろんなポスターが。





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日本写真展は、フィリピンの写真家が青春18きっぷを使って、昨年の夏に2ヶ月間をかけて沖縄から北海道までを撮り歩いたもの。農業を営む方から渋谷の若者まで、いろんな人に「Shashin E desu ka?(写真、いいですか?)」と声をかけて撮影され、普段は日本にいる私も「ああ、こんなに素敵な笑顔でいられる日本ってのもあるんだなー」なんて思わせられるくらい美しく風景が切り出された写真約50枚が展示されていました。





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ぼちぼち準備作業をして、日付が変わる間際*7にホテルへ戻ることに。ブログの記事を書くこともできず、もうぐっすり就寝です。





f:id:japanfoundation:20060217223502j:image(会場準備が一段落し、明日に思いをはせる鈴木所長)





18日朝、会場へ。10時にはショッピングモールが開店してしまうので、総勢100名以上のスタッフは大慌て。

10時半からモールの6~7Fにあるシネマコンプレックスの前で、マニラ在住の日本人による折り紙と浴衣の着付けのワークショップが各3回開かれました。うーん、器用だなあ、みんな。私は鶴さえ折れないのに・・・。*8





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そして、同じ頃、吹き抜けの底のステージではよさこいのダンスが。JICAからマニラへ派遣された日本語教師の方が中心になって、現地の日本語教師・日本語学習者など合わせて30人以上の方々がよさこいを踊る、という企画があったのです。これがまた観客を巻き込んで会場全体がよさこいの熱気に包まれるほどでした。





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こちらの会場ではそのあと、着物の着付けと書道のプレゼンテーション。





14時からは折り紙と浴衣の着付けワークショップを行った映画館で、「日本語フィエスタ」のメインイベントである日本語スピーチコンテストが、飯澤・マニラ事務所副所長による開会の辞からスタート。





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そして、実はもう次の都市、クアラルンプールに移動していて、今からお仕事です。


ですので、日本語フィエスタやその後の様子については、明日以降にお知らせしますね。





*1:今まで日本国外に行った機会のほとんどが舞台関係によるものだったので、実は一人で飛行機に乗るのも初めてだったことに気づきました。そんな人間でも受け入れられる、それがジャパンファウンデーション(笑)。


*2:日本から派遣されたのではなく、現地で採用になった職員の方。


*3:私もよく知らなかったのですが、マニラという市もありますが、そのマニラ市を含む14の都市と3の地方自治体からなるマニラ首都圏という行政単位もあるんです。


*4:ちなみに、昨年まで同じフロアにJICAのフィリピン事務所がありました。


*5:渋滞がなければ車で20分程度で着くそうです。


*6:すぐに作業が始まるのかな、と思い込んでいたのです。


*7:日本時間にして1時・・・。


*8:ちなみに、折り紙ワークショップの講師は高校生!日本人のご両親の元、フィリピンで生まれ育ったので、タガログ語・英語・日本語のトリリンガルなんだとか。f:id:japanfoundation:20060218114200j:image





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