Tuesday, March 14, 2006

引越ししました、ハンガリー・ブダペスト事務所






ブダペスト事務所の河井です。3月になったのに今日も雪が降りました。

さて、先月末のことになりますが、ブダペスト事務所は移転しました。ブダペスト事務所にとって、三回目の事務所移転(よって四番目の事務所)となります。これまでにペシュト→ペシュト→ブダ*1と移転しましたが、今回はペシュトに移転しました*2




これまでは割と静かな通りに事務所があったのですが、今度はかなり中心地かつ地下鉄(一号線=黄色)とトラム(四番、六番)のOktogon(オクトゴン)駅から歩いてすぐのところに移転しました。事務所には図書館も併設していまして、よりアクセスしやすくなったのではと思います*3





と!





ハンガリー在住の ballade4fmollさんが図書館をご利用になり記事を書かれていました。早速ご来館いただきありがとうございます。

新事務所は窓の数が多いので明るく*4、さらにこれまでは壁面や形状の都合上書架を分散しなければならなかったのですが、今回はより「図書館らしく」配置することができました。本を探すのにも便利ですし、広めの閲覧スペースもできました。まだ配置が定まらない家具もありますので、もう少し使いやすくできると思っています。

また、セミナー室もより広くなっています*5。現在は月-木までの日本語講座で利用しているほか、講演会なども実施する予定です。その講演会第一弾として、





3/24(金)の17:30から、梅村裕子先生(エォトヴェシュ・ロラーンド大学)による講演「知られざるエピソードで綴る日本・ハンガリー関係史」を行います(参加無料。申し込みは事務所までどうぞ)。

梅村先生は、博士論文「今岡十一郎の業績と日洪関係の発展」(原題は省略します)が『A Japan-tengertol a Duna-partig -Imaoka Dzsuicsiro eletpalyaja a magyar-japan kapcsolatok tukreben』(日本海からドナウ河畔へ-日本・ハンガリー関係に投影された今岡十一郎の業績)として今月出版されたばかりです*6。書籍は来週から当方の図書館でお読みいただけます(書籍はハンガリー語です)。





これからもより便利になるように努力していく所存ですが、現在試験的に、これまで17:00までだった開館時間を18:00まで延長中です。お勤め、学校帰りにもどうぞご利用下さい。





ところで、お褒めいただいた受付の学生諸君です。




現在数名でローテーションを組んでいますが、この中に2005年の日本語弁論大会*7大学以上の部チャンピオンがおります。


しっかりした学生さんに手伝ってもらって、私としては安心この上ない今日この頃なのであります。


いつでも日本語の宿題手伝ってあげるからね(うそだよ)。





国際交流基金ブダペスト事務所の新住所はこちらです。


1062 Budapest Aradi u. 8-10. (Oktogon Haz 2F)




*1:ハンガリー語では「S」はエシュと発音されます。「Sz」がエスという発音です。よってハンガリー語ではPestはペシュトと発音されます。でもって、ドナウ川左岸(西側)がブダ、右岸(東側)がペシュトです。


*2:私はペシュト側に住んでいます。毎朝毎晩、ブダ側へと続く橋を渡るトラムからドナウ川を見るのが心休まるひとときだったのですが、川を見なくなって二週間。不安です。今日は川の水位はどのくらいなの?今夜も国会議事堂はきれいに川面に映っているかしら?王宮の丘の木々はもう芽吹いたのか?すっかり森番のおじいさん気取りですが、ほんとうに、疲労困憊していてもあの景色を眺めると落ち着くのです。


*3:しかし当然のことながら、ご来館の皆様すべてに便利とは言えません。逆に不便になった方もいらっしゃるかと思います。その点はどうぞご容赦下さい。


*4:そして窓が開くのです!ああ新鮮な空気よ!


*5:広くなってばかりのように思えますが、狭くなっているところがあります。その1所長室。その2倉庫。とくに倉庫はかなりの縮小で、ものがあふれています。「ゼツボー的に狭いよ・・・」とスタッフから訴えられましたが、快適に使ってもらえるのだもの、倉庫が狭くたって図書館を広くしてよかったでしょう?


*6:ジャパンファウンデーションは本書の出版に協力しています。日本文化紹介に意義・効果が高いと判断される図書を、出版社と共同で翻訳、出版をおこなう「出版・翻訳協力プログラム」によるものです。


*7:弁論大会は毎年11月頃に開催されており、2005年で13回を数えます。高校以下の部と大学生以上の部にわかれています。





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