Wednesday, May 31, 2006

当選者のご紹介(ご応募ありがとうございました☆)



皆さんこんにちは、松岡です。

ご報告が遅れましたが、5/22付記事でのプレゼント企画ですが、3名の方がそれぞれの視点での「アートと都市」に関する記事を書いてくださいました。
ありがとうございます*1!!

3名の皆様ご当選ということで、まずは皆様の記事をご紹介させていただこうかと思います。

まずは、id:aisyuno_3rdclaさんです。


< 
��前略)
 そんな中で「オリジナリティ」って言うものを考えてみると、やっぱり「その地域に存在するリソース」って言うもんを大事にして行かないとならないのではないの?って言う所に収斂するんですわ。ただ、問題はそんな「リソース」を誰が見つけるのか?なんですよね。少なくとも、地元の空気にどっぷりと漬かった人間にはなかなか見えてこない(完全に見えない、という訳ではありません)訳ですし、往々にして「外部でどんな事例があるのか」って言う事ばっかり追いかけてしまう。果たして、それでいいのかなぁ?などと思う訳で。結局、それをどうやって乗り越えていくのか?って考えたときには「外部の視点をどうやって内在化させるのか?」が重要になってくると思うんですよね。
��中略)
 そんな中でアートとの関連を持たせるって言うのは一つの方法であって、決して「創造都市=アートによる都市or地域づくり」じゃないって思うんですよね。「自分のまちを外部から見た場合どう見えるのか?」って言う視点を内在化している人が、「自分のまちを好きで好きでたまらない」って言う想いを抱くようになったとき、それが「創造都市or地域」の始まりだと思うんです。

「aisyuno_3rdclaさん」
aisyuno_3rdclaさんの、地域を創造することとはどういうことなのか、についてですが、おっしゃるとおりで「創造地域」=アートでは決してないですね。一方、「外部の視点を内在化する」ための手段としては、芸術活動は比較的有効な気もします。というのも、既存の枠組みとか既成概念を壊していく中で地域を創造していけるとするならば、そういった手段として文化芸術活動というのは、それ自身が持っている「遊び感覚」のようなものが効果的なのではないだろうかと思うからなんですが、いかがでしょう?

あと、「問題はそんな『リソース』を誰が見つけるのか?」というところですが、実は今回ご紹介した書籍とは別ですがジャパンファウンデーションが出している国際交流専門誌『遠近(をちこち)』の3号で、類似のテーマに関する記事が載っております。
特に冒頭の対談「文化力こそ地域力」では*2、まさにaisyuno_3rdclaさんがおっしゃっていた「外部の視点を取り込む」、という目的のための、文化交流・国際交流を取り上げておりました。つまり、地域に住む人にとってはあたりまえの風景が、外部の方の視線が入ることでその価値が認識されるようになって、例えばですけど地域の「売り」になっていく、とか。まさに浜松の事例のようなことですよね。




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続いて、

id:ebishuuさん。なんとebishuuさん、この企画応募のためにブログ作ってくださいました!!

どうもありがとうございます。 m(_ _)m


< 
 たとえば、最近できた
 「表参道ヒルズ」→「  」→ 「  」
 あなたならかっこに何をいれますか?

「ebishuuさん」
僕はこれまで2回ほど行きました。全てが高いので何も買えませんでしたが・・・。

そうですねー、今の僕の気分ではこうなりました。

「表参道ヒルズ」→「飛行場」→「行き交う人々/交差する人々」

いや、特に理由はないんですけど、最近表参道一帯でイベントやってて、その中で「昔、表参道から原宿にかけての道は滑走路だったんだ」みたいな話を聞きまして、たまたまそれを覚えてました。

飛行場って独特の雰囲気があって好きです。表参道なんかも、週末になったら東京以外からもたくさん人が来るし、日本のファッションやプロダクトに関心のある人も海外からきっとここに集まってきたり、そういう交差する場という意味では非常に似ていたのかもしれません。


(前略)

           都市 と 文化 と アート と 人   

                  

                   って、

 相互に密接に影響しあって、ひとつの文化空間ないしはアート空間を作るものだと思うんですよね。

(中略)

そういった意味では、一人一人が、街づくりにその都市づくりに参加できちゃったりすると思うんです。

(中略)

 この場所ならこんな感じの服でいきないなぁって休みの時に考えながら、遊びに行ったりして、そしたらそこであなた自身もその都市の新しい「文化」の創造に貢献しちゃってるわけですね。


面白いですね。建物を洋服などとならべて「シェルター」と捉える建築家の見方みたいに、例えば街並みの構成要素としての個人の服飾であったり、その服を何にするかという選択行為と、建物の雰囲気とか樹木の種類とかが相互に影響しあっているというのは、視点を変えれば個人がまちづくりへ参画しているある種の活動ですよね。なるほど。




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すいません、だいぶ長くなってきてしまいました。 3番目のdzd12061さんへのお返事はまた明日以降、書かせていただきます(すいません・・・)。

もうしばらくお待ちくださいませ。




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あと、プレゼントすることばかり考えてましたが、その方法を考えるのを忘れておりました(苦笑)。

どうやってお届けするのか、これもちょっと考えますので、当選されたお三方、しばしお待ちくださいませ。



*1:ほんと誰もこなかったらどうしようとも思いましたが・・・

*2:2004年11月に実施した、東京大学の御厨教授と慶応大学の上山教授の対談です




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