Monday, May 22, 2006

『アート戦略都市―EU・日本のクリエイティブシティ』を3名の読者にプレゼントします!!






こんにちは、松岡です。


今日はジャパンファウンデーションから新刊本のお知らせです。





アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ


吉本光宏監修、国際交流基金編 『アート戦略都市―EU・日本のクリエイティブシティ』(鹿島出版会、2006.5)


目次はこちらへ。


本書は、「EU・日本創造都市交流2005」として昨年1年間にわたり様々なプログラムを日本とEU6カ国の文化機関、行政・NPO関係者が協働して実施してきた、その経緯を一冊の本にまとめたものです。日本からは横浜市と直島の2事例が、EUからは、19世紀に炭鉱として栄え、現在ではSANNAが設計するアートスクールが計画されるなど、まさに歴史遺産を活用した新たなコミュニティー作りを目指しているドイツ・エッセンの事例などデザインやアートを活用した6つの都市や地域の再生事例が紹介されています。





「アート」と「都市戦略」。この2つのキーワードの組み合わせについて、本書の中では以下のように述べています。



政策に行き詰まった世界中の都市が、まるで呪文を唱えるように「クリエイティブシティ」を標榜しているという。


・・・(中略)・・・


創造性がもっとも厳しく問われ、革新的なコンセプトを提示しうるのが“アート”であり、それこそがクリエイティブシティ実現に向けた戦略の中枢を担う



文化と一言でいってもその内容は多様ではありますが、様々な政策の付属品として捉えるのではなく、むしろ「都市戦略の中枢を担う」ことによって、新たな都市像が描けるのではないか、そんな予見を感じさせるものが、本書からは伝わります。





また、実際に本書の編集を担当した菅野からメッセージをもらいました。






「都市を生き返させるキノコたち」


 21世紀の社会を切り拓くキーワードは、人間や地域が培ってきた智恵や歴史を超えて生み出す「創造力」、すなわち新たなアイディアや価値を生み出す能力なのではないでしょうか。そして、人間が創造力、技術力、そして英知を最も体現してきたのが「アート」であり「文化」であったと思います。


 たとえば、現代のアーティストたちは、地域をフィールドにしてその地域の歴史や記憶をアート作品として表現し、新たな観点を提示しています。さらに、「日当たりの悪いところ」「廃墟」となって誰も見向きもしない地域にこそ、新たな価値を見出し、人々が集まり交流する地域として生まれ返させる不思議な創造力を持っています。つぎつぎと刺激的な連鎖反応と交流を引き起こすアーティストたちこそが、「街のキノコ」なのです。


 この本を読むと、そんな「街のキノコ」たちが活躍する都市や地域再生の秘訣がわかります。是非、本書を手に取ってみてください!






さて。





いきなりですがプレゼント企画です。





今回、このブログの読者の皆さんの中から3名の方に本書をプレゼントいたします(何とか3冊確保しました★)。





ご希望の方は、ご自身のブログで「アート戦略都市」に関連した記事をお書きの上、このブログにトラックバックをしてください!!


・アートとまちづくり


・アーティスト イン レジデンス


・アーティストとしての私


何でもいいです。ほんとに。





希望者多数の場合は、こちらで内容を見せていただきまして、真に勝手ながらプレゼントさせていただきますので、ご了承ください。





〆切はですね、どのくらい応募があるのか予測がつかないのですが(誰もこなかったらどうしよう・・・)、とりあえず





来週5/29(月)の15:00まで





とさせてください。








みなさま、ぜひご応募くださいませ!!





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