Friday, June 29, 2007

24カ国の先生方、ただいま新潟・福井・奈良を満喫中!



∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∴・


地図帳を開いて、社会科の授業中に空想(妄想?)旅行を繰り広げる


∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∴・★∵・∵・∵・∴・★∵・∴・





多くの皆さんにそんな経験、あるのではないでしょうか。


先日、15年前くらいの地球儀を我が家で発見してしばらく楽しんでいた潮風です。




そんなとき、世界中には自分がイメージすら膨らますことできないような、なじみのない国や地域がいっぱいあるなぁと気づいたりしますよね。また、イメージしていたとしても、実際その国の人やその国をよく知っている人に会うと、自分のイメージが偏ったものだったなぁとそのとき思ったりもします。*1まぁそれはきっと世界から見たら日本も同じようなことで、日本人は今でも着物きて髷をゆってると思われている…なんて話も時々ききますね(^▽^;)


そこでやっぱり大事なのが「お互いを知る」ってことで、国際交流基金は国際的な相互理解と友好親善を深めるための事業を多くしているわけです。





って、なんでいきなり今日はこんな話をしているかといいますと、そんな国際交流の基本に立ち返るような、設立以来35年間継続して国際交流基金が行っている事業、「中学校高校教育交流(招へい)事業」のお知らせだからです。




このブログでも2年連続お伝えしている*2 この事業は、海外の中学校・高校の先生方を日本にお招きして、日本の教育や文化などの様子を紹介するとともに、今日の日本の教育事情を学ぶ、というもので、現在第1グループとして*3世界24カ国から71名の中学校・高校の先生方が現在来日中です。先生方は東京・京都・広島の訪問が終わって、今は3チームに分かれて新潟県・福井県・奈良県を訪問中で、実際いろいろな日本を見て・触って・感じて・理解してもらいます。





それぞれの具体的な様子は、また追ってここでも報告したいと思いますが、新潟、福井、奈良の皆さん!!もしそれらしき外国人グループをみかけたら、ぜひぜひ交流をして、より多くの「生きた日本」を先生方に伝えてくださいねーヨロシク(゚0゚)(。_。)ペコッ




*1:たとえば、潮風は昔はインド人はみんなあのターバンを頭に巻いていると思ってましたし、モンゴルではみんな草原で馬に乗って生活しているのだと思ってました。。。実際は、普段からターバン巻いているのはシク教の方々だそうで、シク教徒はインドの人口の約2%だそうです。またモンゴルの首都ウランバードルは高層ビルが立ち並ぶ大都会ですよね。


*2■外国からの先生たち、島根をゆく!
 ■世界中の教育関係者が日本の教育現場を視察にきました


*3:7/5-18にはインドネシアの先生方を招聘します。訪問地は東京・京都・広島・大阪です。





Thursday, June 28, 2007

藤森建築展へ急げ!≡≡≡ヘ(* ゚-)ノ



みなさんこんにちは、オレペコです。


いよいよ6月も終わりに近づいてきました。ということは・・・





そうなんです!


大好評を博している 「藤森建築と路上観察~第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展帰国展」 の会期がとうとう終わりに近づいております(7月1日(日)まで


( ̄□ ̄;)!!。まだ足を運んでいない方、ぜひともおでかけくださいっ!!





というのも。





前にもチラッと書いたことがあるのですが、ジャパンファウンデーション(JF)の情報センターでは、日々、JFの事業に関する記事を拾って共有してるんです。で、人の感性ってさまざまなので、どの事業に対しても当然、「期待したほどではなかった」という人がある程度いるのが普通なんですけど、今回のこの展覧会については、とにかく肯定的な(というより、きゃああ、おもしろかったーという感じの)反応がほとんどなのです!





たとえば、にぽぽさんの次のコメントは、前回ご紹介したいろんな方のコメントを総合したような感じ。居心地のよさとか、懐かしさとか、無邪気な男の子の感じとか、ジブリの世界との共通点とか。



・・・そんな自然素材でつくった家は、男の子の本能、秘密基地、隠れ家の匂いがする。ツリーハウス。宮崎駿の世界を彷彿する。ユーモラスで居心地よさそう。





展示会場には靴をぬいでみるコーナーがある。土塔があり、そして縄製のパオがある。会場にいると縄からイグサのようないいにおいが絶えずするのも良い。そのなかで路上研究学会(藤森照信、赤瀬川原平、南伸坊、林丈二)の路上観察映像をみる。これがタモリ倶楽部みたいですんごくおもしろい


展覧会めぐり備忘録より)



あと、作品の解説文がこれまたおもしろい!という感想も。






何より、建築物そのものが、かなりギャグ。





いちいち足が付いています。





意味分からんでしょ? でっかい丸太の上に、小屋が立ててあるの。まるで重力無視。最長6メートルの足つきがあった。その名も「高過庵(たかすぎあん)」。解説文には、素材や工期などを記したうえ、締めは、「風が吹くと、揺れる。」





・・・・・・アホか!  (でもハートわしづかみ) 


まりっぺ号の自画自賛宣言より)






うーん。


おやじの駄洒落の世界。だけど、なんか笑っちゃう、この感じ。





いやはや、これは実際いって、自分の目で確かめるしかないでしょう!

今週末の予定がまだ決まっていない方、ぜひぜひ~*1




*1:ちなみに、このブログでもこれまで、オープニングレポート展示をご覧になったかたがたの感想、の2回記事を書いていますのでもっと知りたい方は読んでみてくださいねー。





Monday, June 25, 2007

和服姿のハロー・キティのなぞ。






みなさんこんにちは、オレペコです。


今日は、月曜日ということで、かるーいネタで参りましょう。





まずはこちらをご覧ください。


外務省のHPには、外務大臣と要人との会談などの模様が、フォトギャラリーに納められているのですが、よくよく見ると、二段目の真ん中あたり(6月6日の写真)に、妙に目立つポスターがありませんか?ショッキングピンクが強烈なインパクトを残す、キティちゃんのポスター(そしてなぜか、二枚も!)。この、色も、ハートにキティというデザインも、なんかちょっと「外務省」のイメージからは遠い・・・





写真をクリックして拡大してみるとわかるのですが、どうやらキティちゃんは着物とチャイナ服を着ているようです。そして、白い部分には赤いハートのような形のロゴが・・・と、このロゴ、どこかで見たことあるような・・・





そうです!!!




これ、実は 「日中文化・スポーツ交流年」 の公式ポスターなのです*1。交流年を広報するため、外務省が公募し、両国の若い人たちに人気のキティちゃんが描かれたこのポスターが選ばれたのだとか。





ちなみに、先ほど「キティちゃんは着物とチャイナ服」を着ている、、、と書きましたが、正確には、これ、キティちゃんと双子の妹のミミィちゃんだそうです(笑)。向かって右の、和服美女がキティ、チャイナ・ドレス美女がミミィ。見分け方はリボンの位置なんだそうな("3へえ"ってとこですかね?)。あと、キティちゃんて実はファミリーネーム(苗字)がホワイトだったって知ってました(これは"5へえ"くらい?っていうか、まさか、”白い”からなのかしらっ(^▽^;))?





ロンドン郊外生まれ(!)のキティちゃんに、日中の文化交流を盛り上げてもらうのもなんだか奇妙な感じですが(笑)、何はともあれ、このポスターを見たら、「あ、今年は日中なんとか交流年だな!」と思い出してやってください。ジャパンファウンデーションもさまざまな事業でこの交流年を盛り上げていきます!




*1:ちなみに日中文化・スポーツ交流年というのは、2007年が日中国交正常化(1972年)から35周年にあたることから、一連の記念事業を行い、両国の交流を深めましょう!というもの。これまで、このブログでも「日印(インド)交流年」(2007) 、 「日伯(ブラジル)交流年」(2008)などをご紹介していますが、いわゆる、外交関係の記念年を祝う周年事業の一つです。





Thursday, June 21, 2007

Tシャツを買って国際貢献?(前編)



みなさんこんにちは。


オレペコでーす。





以前、 「新人さんの登竜門~一芸やらなければ本物のJF職員にはなれないってほんと?」という記事で、ジャパンファウンデーションTシャツのお披露目ファッションショーを紹介したのは覚えていらっしゃいますか?





なに?知らない?? Σ(゚д゚;) ヌオォ!?


そんな方は、こちらを今すぐチェキってください。








さてさて。実はオレペコたちブログチームは、あのとき、モデルたちに囲まれてニッコニコだった某担当室長に突撃取材を試みたのです!うふ:*:・゚☆ 今日はその様子をお伝えしましょう。





f:id:japanfoundation:20070620150853j:image:w250:leftちなみにオレペコ、個人的に、室長のきれいなお肌にずっと前から憧れておりました。こういってはなんですが、ご年齢からしたらびっくりしちゃうほど、お肌がぴっかぴか☆なのです♪さすが資生堂からいらしたお方!














ね。ね!








ではでは、早速はじめましょう(笑)








Q: 今回のTシャツ、 JFの事業で招へいしたアジアのデザイナーさんたち*1にデザインをしてもらうという発想が面白いと思ったのですが、このアイデアはどうやって生まれたんですか?





A: そもそも、あの事業自体が画期的だったんですよ。アジアの5カ国から、トップレベルのデザイナー5人を一度に呼んできて日本でファッションショーをしたのは、おそらく、今回が初めての試みだったと思います。で、これだけの人たちに来てもらうんだから、ぜひ、彼らにデザインしてもらってTシャツを作ろう、ということになった。





Q: ということは、彼らを実際に呼ぶ前からそういう構想があった、と。事前にデザインもお願いしていたんでしょうか?




A: ええ。来日前に、基金のシンボルである 「ちょうちょ」マークをどこかに入れる 、ということだけを条件に、デザインを持ってきてくれるように頼みました。でも、実際ふたを開けてみると、デザインを持ってきてくれたのは インドネシアのオスカルさん ただ一人。他の人たちは、「実際日本にいって、日本を実感した上で、デザインしたい」と考えたようです。なので、複数パターンをもってきてくれたのもオスカルさんだけですね。彼は5つくらい持ってきてくれたのですが、JF職員の意見も取り入れて、あの「強さと不死」の象徴であるドラゴンと、「やさしさ」の象徴ともいえるちょうちょとを組み合わせたデザインが選ばれました*2





Q: へええ。それにしても、どのTシャツのデザインもとっても細かくて繊細な模様が見事に表現されていますよね。





A: 実はそこが今回のポイントの一つなんですよ。通常、Tシャツに模様をつけるときに使われている手法は「シルク・スクリーン」。簡単にいえば、版を作るわけです。これだと、一度版を作ってしまえばあとは印刷するだけなので、大量生産には向いているんですが、一方、今回のデザイナーさんたちが表現しようとしたような非常に細かいデザインというのはなかなか表現しづらい。また、版を作るのにある程度のお金がかかるので、製作側としては、やはり、ある程度の在庫を抱え込まなければならなくなるわけです。





ところが、ラッキーなことに、今回製作をお願いした「エア・クリッパー」社さんは、ちょうど、「インクジェット」でTシャツにデザインを描くシステムを開発したところだったんです。これだと、要は、カラーコピーのような感じなので、細かなデザインがほぼそのまま布の上で再現できる。しかも、版を作らないので、在庫を抱える必要がない。1枚でも、100枚でも、かかる単価は同じなわけです。いやあ、この手法を使えたのはラッキーでしたね。





f:id:japanfoundation:20070620152019j:image:w250:rightQ: なるほど!確かに、そもそも大量に売ることを目的とした製品ではないですし、いろんなパターンを作りたいとなると、その技術があったことは本当にラッキーでしたね。





そういえば、聞いた話では、パッケージのデザインが好評のようです。日本的な和紙素材や、まるでワインボトルのような包み方が、中身がTシャツとは思えない小粋さだと思うのですが、あのパッケージのアイデアはどうやって生まれたのですか?





A: 和紙素材はJF職員が選んだものですが、この包み方は私のアイデアなんですよ!よくTシャツを包んであるような、透明なビニールでは面白くない。でも、紙の箱だとかさばるし、コストもかかる。そこで出てきたのがこの包み方のアイデア!しかも、立てておけるデザインがかっこいいんじゃないか、と。





一同: 確かに、素敵ですー。このままプレゼントにしたいですね! 





A: 私に特別プレゼントしてくれても、ウェルカムですよ v(*'-^*)-☆


 


(つづく・・・)



 

ちなみに、このTシャツは、実はJFの商品開発の中では最初のものではありません。これまでにも、マグカップ、トートバッグなどいくつか商品を作っています*3。そもそも、「独立行政法人がグッズを販売」ということ自体がぴんと来ない方も多いかも。そのあたりもちゃんと室長に聞いてありますので、続きは後半で。


ちなみに、今日の日記のタイトルもヒント。今流行のCSR(Corporate Social Responsibility)がキーワードだったりします。うふ。:*:・゚☆





売れ筋のTシャツランキングなども併せてお知らせしますので、お楽しみに!!!




*1:Asia5×Doremeという事業です。動画もありますよ→こちら。ブログチームの潜入レポートはこっち


*2:他のTシャツもそれぞれコンセプトがあるんですよ。こちらから入って、気になるTシャツをクリックしてみてください


*3:いずれもJFICショップで購入できます。こちら





Tuesday, June 19, 2007

速報!「横浜トリエンナーレ2008:ブルーマークの菊池敦己さんインタビュー&グッズプレゼント企画!!」






いよいよ来年に向かって動き出しています!横浜トリエンナーレ2008!!


今回、展覧会を盛り上げてくれるポスターをデザインしてくださったのが、アートディレクターとしてご活躍のブルーマーク、菊地敦己氏です。





最後にブルーマークデザインのトリエングッズ、プレゼント情報掲載中(^o^)/

憧れのブルーマーク本社へ、『をちこち*1』記事のため、トリエンナーレ準備室松岡、編集部西納と若林が、行ってまいりました。


横浜トリエンナーレ2008のビジュアルデザイナーとして、ポスターが完成したくだりは『をちこち』本誌を読んでいただくとして、掲載しきれなかったブルーマーク菊地さんって?について、書きたいと思います。





f:id:japanfoundation:20070508150134j:image:left





ブルーのドアを開けると、つい数分前に出先からお戻りになったという菊地さんが!


大変さわやか、しかもあざやかな緑のTシャツ姿! トリエンナーレのポスターも緑!


そんな菊地さんにとって、色とは?















僕は、色の好き嫌いはなく、色には綺麗も汚いもないし、それぞれの役割が違うと思っています。彩度が高いとか、明度が違うとか。一色の色に対してそんなにこだわりはないんです。



そうなのですか?! 作品の数々から、相当なこだわりをお持ちかと思っていました。まったく逆なのですね。


さて、社内をみまわしてみると、「まぐろ」と大きく書かれたポスター(写真参照)や、音響の機械、ギターやレコードまでありました。いったいブルーマークってどんな会社なのでしょうか?








f:id:japanfoundation:20070619155311j:image:left



グラフィックとWebの開発が業務の柱で、グラフィックは僕、Webは斉藤がマネージメントしています。それから、ノンプロフィット(非営利)部門として、まず出版。アートブックやCDを出しています。また、青森県立美術館猪熊弦一郎現代美術館(香川)などの展覧会ビジュアルを。お店やレストランの経営もやっていて、食べるものも開発するのですが、それだけでなく、美術館の方のレストランは、音楽のイベントを組んだりとか、そういうこともしています。(斎藤さんはミュージシャンでもあり、CDも出しているそうです!)






ほー。本当にいろいろなことをされているのですね。本社1Fのカフェも経営されているとか。(当日、出していただいたお茶も、甘いキャラメル味のとても美味しいものでした。)


それにしても、ここまでスペシャルな菊地さんとはいったい何者なのでしょう?






学生のときにブルーマークの前身となる会社を立ち上げました。実は、デザイン始めたきっかけは、お金がほしかったんです。こんなにマーケットはあるんだから、お金を稼げるはずだと。グラフィックデザイン、Webデザインというと、狭い話になってしまいますが、広くデザインという考え方でとらえれば、流通もマーケティングもデザインだし、レストランのフードを作るのも、サービスの仕組みを考えるのもデザイン。あらゆることに適応できる概念だと思うんです。その上で、素材にもこだわりすぎない方が良いと思っていて、紙のデザインだけ!ではなくて、目的に合わせて、あ、これは紙媒体、これはWeb、言語情報だけを伝えるメールを使いましょう、などと考えていきます。メディアがちゃんと選べるようにやりたいなと思っていて。



クライアントにとって最も良い形は何かを追求し、そこに制限を設けないということですね。それは本当に理想的なありかただと思いますが、とても大変そうですね・・・?






コマーシャルの仕事は、コマーシャルの仕事として、その世界で通用することをやって。そこで利益が出たならば、その運用を別に考えようと思っています。自分がユーザーとして、「こんなのがあったら面白いじゃん、こんなの欲しくない?」というのを作る。それは必ずしも利益はあがらないし、商売としては成り立たないかもしれない。でも、そういう仕事をすることによって、社内の人材教育とか、意識改革にもなる。もともと僕は、デザイナーを始める前に、デザインの仕事と並行して「スタジオ食堂」という、立川にあるオルタナティヴ・スペースのプロデューサーをしていて(1997~1998年)。佐賀町エキジビット・スペースの最後の展覧会も、プロデュースをしました。


ようやく最近、美術とデザインの仕事が、つながるようになってきましたね。



そうでしたか。ブルーマークの取締役、そして、特定非営利活動法人アート・ミーティング・ポイントの代表理事でもある菊地さん。まさに菊地ホールディングス(by松岡)を実現しているといえるのかもしれません。


ほんの短い時間でしたが、自由、柔軟、好奇心と菊地さんの魅力をちらりと見ることができて、とても元気をもらいました。


これからのご活躍が、本当に楽しみです。どうもありがとうございました!!








菊地さんデザインの横浜トリエンナーレ公式グッズを、『をちこち』本誌をお読みいただいた3名の方にプレゼントしています!!ぜひ、 『をちこち』(第17号)をお読みになって、応募してください。とっても素敵ですよー。




*1:ジャパンファウンデーションが隔月で発行する雑誌。JFサポーターズクラブに入会いただくと、特典としてお届けします!もちろん、お近くの書店、オンライン書店でもお求めいただけます。





Monday, June 18, 2007

海外で働きたい!!



こんにちは、ブログチームのミカン(新米)です。


ちょっと臨時のお知らせですが、なんと転職情報サイト『日経キャリアNET』の


「海外勤務可能な企業特集」に、ジャパンファウンデーションが紹介されました!


教師からJF職員となった大島職員の転職のいきさつが紹介されています。


http://career.nikkei.co.jp/contents/sppage/tokushu_070615/


掲載期間は6月15日~22日です。急げェェ~ ≡~┏(≧▽)┛


その大島職員が過去に担当した「国際理解教育ワークショップ IN 名古屋」の報告はこちら


 <その1> http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070119


 <その2> http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070121


さらに武蔵野市の教員ワークショップでの様子はこちら!


http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20060802/p1





Friday, June 15, 2007

 日本語弁論大会、いよいよTV放映二日前



1. Японд байбал манай Монгол сэтгэл татаж байна


2. 제가 태어난 곳은


3. “日本のお年寄り”


4. 간사이벤(関西弁)은 제2일본어


5. 甘心忍受无法避免的命运的毅力。


6. L’importance de la paix et la tragédie de la guerre


7. Wunder der Welt - Japanische Maenner


8. Патриоттук сезим жөнүндө


9. Heute ist schoen, weil ihr hier seid!


10. The Delight to Have Two Cultures


11. 一生只遇一次。


12. Doraemon’s Sky, My Sky





さて、いきなりいろんな言語が並びました( ̄ー ̄?).....?? みなさん、読めますか?

これらは、第48回外国人による日本語弁論大会*1の出場者のスピーチの題名を、出場者の出身国の公用語に訳したものです。*2 *3題名の日本語、そして出場者の方々の紹介ははジャパンファウンデーションのHPにありますので、こちらから確認してください☆ 残念ながら3番のベンガル語のみ手に入らなかった…。訳せる方、募集。





今回の第48回外国人による日本語弁論大会には28の国と地域から、111名の応募があり、本選にはその中から選ばれた9カ国12名の方が出場しました。上の言語だけ見てもわかるとおり、これだけいろんなバックグラウンドの方々が、それはそれは見事な日本語で、自分の思いを語ってくれました。





このスピーチ大会では、1人7分間、自由なテーマでスピーチを行います。留学やボランティアで滞日中の方、日本で働いたり、家族で住んでたり、主婦だったりと日本に長く住んでらっしゃる方、はたまたこの大会のために来日した海外在住の方・・・年齢も日本とのかかわりも十人十色、それによっていろんな視点でのスピーチが生まれます。





当日、午前中から会場である「泉の森ホール」へ移動。舞台上で開会式のリハーサル、マイクのチェックなどをしながら本番に備えます。会場に入った瞬間はみなさん一瞬息を呑んで緊張してしまった様子・・・。


f:id:japanfoundation:20070526111307j:image:w350<開会式のリハーサルの様子>





しかし、さすがは111名の予選を勝ち上がった皆さん。

いよいよ高円宮妃殿下御臨席のもと、本番が始まると、それはそれは雄弁に自分のスピーチを披露してくれました。心温まるエピソード、思わず笑ってしまうユーモアあふれる内容、そして日本人としてはちょっと耳が痛い話・・・などなど、出場者からのメッセージは来場者の胸にまっすぐに届いたようです。*4



皆1人1人自分の言いたい事を違う国の言葉できちんと言えていてとってもかんしんしました。12人全員が優勝したらいいのになって思いました。みんなとっても頑張っていました。(10代・女性)




外国人の方々が客観的に日本を見た視点を知れて、自分自身の日常生活を見直すきっかけになると思いました。(中略)日本に多くの関心を持ってくれたことに感謝したいと思います。(20代・女性)




私は日本で合計10年以上住んでいる外国人で初めて外国人によるスピーチを聞いて、大変感動しています。こんなに外国人が上手に日本語で話せるだけでなく、考え方や意見がゆたかでたくさん学べました。(30代・男性)




外国の人たちから見た日本は、本当に聞いていて楽しいです。まともな日本語が話せなくなっている本当の日本人よりもまっすぐに日本の文化、日本のあり方を見つめ、力強く語る姿にはほんとうに感心させられ、かつ胸を打たれました。(40代・女性)




日本語のレベルの高さだけでなく、内容も体験を通じての分析から将来の目的まで、日本人としても考えさせられる内容ばかりでした。(50代・男性)




毎年TVで拝聴視しているが、直接会場で聴けたことにTVとは違う感情の高まりを覚えた。(60代・男性)




<会場アンケートより・年代別>





f:id:japanfoundation:20070615122025j:image:left


「順位をつけるのは非常に難しかった」 


審査員長の講評でもその発言がありましたが、その中で「関西弁」をテーマにスピーチを披露したキム・ヨハンさん(4番・写真左)が外務大臣賞を、日本生まれ韓国育ち、日本を今再発見している最中の高校生イ・ゼフンさん(2番・写真右)が文部科学大臣奨励賞を、そしてご自身の人生とまっすぐ向き合う姿勢で人々に感動を与えたワン・ハイシアさん(5番)が主催者団体特別賞を受賞されました。またキムさんは見事関西弁パワーで聴衆の心をつかみ、会場投票で決まる大阪府知事賞とのダブル受賞となりました。








さて、この大会の模様は、いよいよ今週の日曜日、6月17日の22:00~23:30、NHK教育のETV特集で放映されます!!!学校での「国際理解教育」で使われたりもしているらしいこの番組、きっと何か心に届くものはあるはず!どうぞどうぞ、お楽しみにぃー!




*1昨日報告記事前半を載せました!またジャパンファウンデーションHPでも過去の大会からチェックできますよ


*2:JF内の人々にお願いして訳してもらったもので、出場者本人に確認したものではありません。また、必ずしも本人の母語とも限らないので、ご了承ください。


*3:改訳提案も歓迎しますので、TB等でお知らせください!


*4:そうそう、実は会場には去年の優勝者の方も駆けつけてくださいました!!去年の大会に来ていたかわいいお子さんたちに会えなかったのは残念でしたが、今年の出場者をあたたかいエールを送ってくださいました☆ありがとうございましたー!





Thursday, June 14, 2007

 満員御礼☆日本語弁論大会



こんにちは、潮風です。先日ここでも告知した「第48回外国人による日本語弁論大会」ですが、当日はななんと予想を大きく上回り800名を越える方々に来場者いただき、大盛況で幕を閉じました。このブログをみてる方で足を運んでくださった方もいるのでしょうか・・・?


゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚




この大会、毎年NHKでも放映されているので「あぁ、見たことがあるかも」って人もいらっしゃるのでは?*1


今年は6月17日(日)22:00-23:30、NHK教育テレビのETV特集を予定しています。





そこで今日は大会模様を一足先にお届け☆




f:id:japanfoundation:20070526100200j:image:left「第48回外国人による日本語弁論大会」はつまりは48年目。第1回は1960年、かなり歴史は古いです。ジャパンファウンデーションが主催団体に加わったのは1996年、第37回大会からで、1998年の第39回大会からは、従来東京で開催していたのを日本各地で開催するようになり、今までいろいろなところで*2開催してきました。


今年は国際交流基金の関西国際センター設立10周年記念として、国際教育振興会、大阪府国際交流財団、泉佐野市との共催のもと、大阪府泉佐野市の泉の森ホールで行われたのです。


 関西国際センターは、関西国際空港の対岸、りんくうタウンにあるジャパンファウンデーションの付属施設で、外交官や公務員、研究者などの専門家への日本語教育支援や、海外の日本語学習の継続を奨励するため、各国の成績優秀者、大学生、高校生の研修を行っています。





そこで当日、会場ではこの関西国際センター研修生 による「外国紹介ブース」も作られました。


研修生は朝から自国のブース作りに大忙し。開会前後、休憩時間などにブースに立ち寄る来場者に説明をしました。


f:id:japanfoundation:20070526103112j:image:w300 f:id:japanfoundation:20070526121449j:image


(上:準備中  下:開場後)


スリナム、モルディブ、リトアニア…日本人にとってあまりなじみがない国も多くあって、開場とともに結構な賑わいに。研修生にとっては、関西国際センターで勉強している日本語を使う、よい実践の場にもなったようです ('-'*)







さて、ほかにも大会を賑わせていたのが特別公演。こちらはスピーチが終わった後、審査の間に行われました。今年は佐野踊り保存会による「佐野くどき」*3、そして落語家の桂かい枝さんによる高座の二本立て!



「郷土芸能」+「踊り」といくと、ついついお祭りワイワイ盆踊り、ねじりハチマキ大太鼓、を潮風は想像していたのですが、佐野踊りはもっとグンと落ち着いていて、上品で優美な踊りでした。ちょうどスピーチ直後、出場者も審査の前で一呼吸おけたようでした。


f:id:japanfoundation:20070526154142j:image  f:id:japanfoundation:20070526162448j:image


(上:佐野くどき  下:桂かい枝氏)

一転して、次の落語ではドッカンドッカン会場がわきました。桂かい枝さんは、英語が堪能で、これまで世界11カ国28都市で200回を超える公演をされている*4とっても国際的な落語家です。当日は、海外公演でのエピソードを交えつつ英語落語を披露してくださり、出場者を含め会場は手をたたいて大笑いでした。


      


そのかい枝さん、ご自身のブログでも大会の様子を書いてくださっています。



高円宮妃殿下ご出席のもと、泉佐野市の泉の森ホールで行われた『外国人による日本語弁論大会』のゲストに呼ばれ、英語落語を披露して来ました。


出場された外国人の皆さんの日本語は素晴らしかった!


めちゃめちゃ笑わせてもらったり、考えさせられたり、気付かされたり、テーマも内容もしゃべりも十人十色。


素晴らしかった!


1000人の客席は満員。


僕は審査発表までの間、落語をやらせてもらった。


海外公演の裏話、落語のルールなどお話して、英語落語と日本語落語まで披露した。


皆さん、よう笑って下さいました。


<Kaishi’s Blogより>



かい枝さん、楽しい高座をありがとうございました☆


そしてプロの噺家かい枝さんも「素晴らしかった!」と評している出場者のスピーチ、様子はどんなだったのか!?


・・・といくところだと思うのですが、いろいろ紹介していたら長くなってきたので、弁論大会のメインイベントである出場者のスピーチのあたりのエピソード紹介は次回まで引っ張ることにしちゃいましょう。





とりあえず、冒頭でもご紹介したこの弁論大会のTV放映、必見ですので、6月17日(日)22:00-23:30、NHK教育テレビのETV特集をお楽しみにー。(つづく) 




*1:潮風もJFに入社する前は一視聴者として知っていました。自分が担当することになったときはびっくり&うれしかったものです。


*2:過去の実績リスト:http://www.jpf.go.jp/j/japan_j/topics/benron/list.html


*3:「佐野くどき」は泉佐野市無形民族文化財に指定されているそうです。


*4:2006年7月現在、公式HPより。英語落語のHPでは、英語落語と笑いに対する熱い思いが語られていますょ!





Wednesday, June 13, 2007

ニッポンコネクションとは?






こんにちは。三富です。


今週土曜日に行われるJFサポーターズクラブのイベント「『最新日本映画、欧州で人気の秘密は?』フランクフルトNIPPON CONNECTION参加ゲストによる報告」。皆さん申し込みは済まされましたか?





映画研究者の平沢剛さんをおむかえして行われるこのイベント。フランクフルトで毎年開催されているNIPPON CONNECTION(最新の日本映画を中心に日本の映像作品を紹介する映画祭)の模様を、映像資料を交えて報告していただくものですが、そもそもNIPPON CONNECTIONとはどんなものなのか?


事前に皆さんにお伝えすべく、今回はケルン日本文化会館のkys4649さんにレポートをお願いいたしました!








++++++++++++++++++++++


皆さまこんにちは、kys4649です。





ドイツ最大の、いや、今や世界最大の日本映画フェスティバルといえば、今年7回目を迎えたNIPPON CONNECTIONでしょう。2001年から毎年4月、フランクフルト大学内にある会場は、5日間に亘って上映される数多くの日本映画を観に来る人たちの熱気に包まれます。その数は年々増え続けて、昨年は16,000人を超えたとか!kys4649もほぼ毎年参加してきましたが、この映画祭、いつも爽やかな最高の天候に恵まれるのです。スタッフの日頃の行いでしょうか?そのスタッフとは、2000年当時学生だった創立メンバー7人を含む全員が有志のボランティア(30名くらい)。バラエティ豊かな各種プログラムの企画運営・広報活動から、毎年日本から来る数々のゲストのホスピタリティに至るまでの全て、仕事や学業の合間を縫ってオーガナイズしているのです。その熱意とエネルギーは毎回、凄く伝わってきます。


f:id:japanfoundation:20070613160237j:image f:id:japanfoundation:20070613160304j:image


(会場の様子)





さてそのNIPPON CONNECTION、約150本の映画が一挙に紹介されるので、観るほうも選ぶのが大変です。映画は大きく分けて3部門から成っており、「ニッポン・シネマ」部門では最新作や話題の劇映画が勢ぞろいで、その多くがヨーロッパ初公開です。去年からNIPPON CINEMA AWARDという賞が設けられ、今年は犬童一心監督の『メゾン・ド・ヒミコ』が栄えある賞に輝きました。「ニッポン・デジタル」部門では、デジタルフォーマットで撮られたアニメーションや短編映画、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルの作品を上映し、ドイツ映画博物館と共催の「ニッポン・レトロ」では、主に60~70年代の作品をテーマ・監督別に紹介しています。この部門ではJFドイツ支部のケルン日本文化会館も関わり、これまでに寺山修司監督や鈴木清順監督のレトロ、早期アニメーション映画特集などを実施してきました。





NIPPON CONNECTIONのもう一つの特徴は、映画に限らず、日本の文化、ポップカルチャーが花咲くフェスティバルであるという点です。この「ニッポン・カルチャー」部門ではコンサート、DJのいるパーティー、マンガ・折り紙・生け花・書道・俳句・座禅・剣道・指圧などのワークショップからフランクフルト総領事や館員による日本料理の実演に至るまで、選り取り見取りのプログラムが用意されてます。会場となっている建物が1階から3階まで、映画館、カフェバー、寿司カウンター、日本のキャラクターグッズや駄菓子のお店、ゲームセンターと化するのです。





またアカデミックな催し、例えば「文学の家」やフランクフルト大学と共催で行う日本の映画や監督等についての講演やシンポジウムも魅力的です。今年2007年は更に、ヨーロッパで初めて「キネマ倶楽部」会議がNIPPON CONNECTIONと並行して行われました。平沢剛さんや四方田犬彦さんなどを含む、世界各地の日本映画専門家約40名が一堂に会してシンポジウム形式で発表・意見交換を行い、そうそうたるメンバーによる密度の濃い議論が展開されました。





そして巡回上映。NIPPON CONNECTIONがセレクトしドイツへ持ってきた映画の上映を希望する箇所も年々増えてきて、旧東独のライプチヒ、南ドイツのニュルンベルク、そして近年はオランダやスペインなど近隣諸国にとどまらず、なんと海を越えてニューヨークや南米にまで波及しているのです!





ジャパンファウンデーションもNIPPON CONNECTION誕生以来、その飛躍ぶりを、感嘆をもって見守りサポートして来ました。今後、日本映画の国際的なプラットフォームとして、ますます重要性を増してゆくことと思います。


ドイツへお越しになる方は、ぜひ4月の、NIPPON CONNECTIONの時期にいらしてください。よいお天気で、エキサイティングな体験が出来ることは間違いなしです!





f:id:japanfoundation:20070613160314j:image


↑主催者(左から、マリオン・クロムファス、アレックス・ツァールテン、ホルガー・ツィーグラー)






NIPPON CONNECTION 2007


2007年4月18日~22日


www.NipponConnection.de






f:id:japanfoundation:20070613160714j:image


会場内のT-シャツ&DVDスタンド(2004年)





++++++++++++++++++++++





Monday, June 11, 2007

南アジア巡回セミナー ~スリランカでテレビ出演の巻~






皆さん、すっかりご無沙汰しております。三富です。


「南アジア巡回セミナー~パキスタンでサイン攻めの巻~」の掲載から、早くも1ヶ月が経過してしまいました。やぁ、時の流れは恐ろしく速いものですなぁ。





それでは、皆さんお待ちかねのスリランカ編をお届けいたしま~す。ケロリンさん、よろしくお願いします!





====================================================================


約一週間のパキスタンでの滞在を経て、巡回セミナー一行が次に向かったのはスリランカ。直行便でたったの4時間の距離なのですが、さすが熱帯雨林気候!緑がうっそうと生い茂っています。砂漠気候のカラチ周辺に比べて湿度も高く、やしの木やバナナの木にはたわわに実が成っています。朝早くカラチを出発し、ようやくスリランカに到着したかと思ったら、その足で古都キャンディー(首都コロンボから車で約3時間半)に向かった私たち。つかれきってはいましたが、窓から見える目にまぶしい一面緑の光景に一同大変癒されたのでした。





セミナーの講演内容はほとんどパキスタンでのものと同じだったのですが、パキスタンの学生とは好対照に、おとなしくもじもじしている学生さんの姿がとても印象的でした。あまり“質問をする”という文化がないらしく、しずか~~~に聞き入る学生さんたち。パキスタンでどこへ行っても拍手喝采を浴び、にわかスター気分を味わった私たちは少し拍子抜けしてしまったのですが、あまり質問が出ないところや、おとなしい感じがなんだか日本と似ており、仏教の影響もあるのかなーなどと考えさせられました。





f:id:japanfoundation:20070131054419j:image





また、スリランカでは古都キャンディー、首都コロンボの双方で、大学の研究者を招いたラウンドテーブルセッションを一回ずつ行いました(パキスタン編では書かなかったのですが、カラチでも総領事館の図書館をお借りして行いました♪)。スリランカは日本への留学者が比較的多く、また日本語学習者の数もインドを上回ります(インドの人口が10億強、スリランカの人口が2千万人程度ということを勘案すると、それがどれだけすごいことかお分かりいただけるかと思います!)。しかしながら、研究対象として日本を見ている人は少なく、今後どうやって研究者を増やしていくか、基金が何を出来るか、何が必要とされているかなどがテーマでした。驚いたのは、教授陣の中にも日本留学経験者がとっても多いこと!!





しかしながら、残念なことにお互いが日本留学経験者とは知りつつも、分野が違うなどの理由でこれまでまとまって何かをしようというところまではいたっていなかったそうなんです。モッタイナイ!


ということで、こちらからも、基金の支援の枠組み等について紹介させていただき、まずは日本留学経験のある先生方のリーダーを選出、今後大使館や基金とのやり取りの窓口になっていただくこととしました。


パキスタンと同じく高等教育を英語で行っているスリランカは、これまた皆さん英語がとてもお上手なのですが、そのような背景もあり人気の留学先はやはり英語圏のイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど。そんな中、日本に留学を志したときは周りの友達や先生に反対されたけど、それでも日本に留学してよかった、自分の学生がそのような悩みを持っていたら積極的に背中を押してあげたい!とおっしゃってくださったのがとても印象に残りました。今後今回の巡回セミナーでまかれた小さな種が育ち、スリランカの地で日本に興味を持っていただける方が増え、ひいては日本研究の発展につながるよう、ケロリンも基金本部からお手伝いしていきたいです☆





そして、スリランカ滞在のハイライトはなんと言ってもテレビ出演!!


f:id:japanfoundation:20070130042543j:image:leftメディアを使って効果的な広報を、との在スリランカ日本大使館の発案とご尽力により、なんと30分の特番が組まれたのです。放映されたのは、国営ルパバヒニテレビの英語チャンネルであるChannel Eyeの夜のニュースの直後(日本で言えばニュース23の直後くらいでしょうか??)。地元のジャーナリストの方を司会に、お二人の先生方が今回のスリランカ訪問の目的や、日本の教育および技術発展などについてお話くださいました。プロのメイクさんにちょっぴりスリランカ風なメイクを施され緊張気味の先生方を、スタジオの隅で音を立てないように見守ったのですが、NGも全くなく一発で終了。サスガです!


次の日、宿泊しているホテルの方に、興奮気味にテレビ見たよ~と話しかけられ、テレビの広報効果の大きさにびっくりしたのでした。





2週間弱の巡回セミナー、本当にここには書ききれないくらいたくさんの出会いとドラマがあり、手前味噌で恐縮ですが、大成功!でした。しかし、大切なのはここからのフォローアップ。今回撒かれた小さな種たちを、大きく育てられるよう、これからがんばっていきたいと思います。南アジアの人たちがもっと日本を近くに感じ、日本にいる私たちも南アジアをもっと身近に感じられるよう、基金の挑戦はまだまだ続きます!


====================================================================





Friday, June 8, 2007

JFトリビアクイズの正解~もうすぐDVDで会えるよーん~



引っ張るだけ引っ張りましたが、クイズの答えは・・・





ジャパンファウンデーションが中心になって製作した初級日本語教材、  『エリンが挑戦!日本語できます。』 のエリン役、豊田エリーちゃん  でした!!! みなさん、わかりましたか?




さてさて、この、エリンと一緒に日本語を学ぶ教材、実はまもなく(6月末ごろ) DVD販売 を開始予定です*1 w(゚o゚*)w


これであなたも、いつでもどこでもエリンに会えますよ!





それまで待ちきれないというあなた、大丈夫です。


テレビ放送もやっていますので、こちらの情報をご覧ください!




*1:問い合わせ先など、詳しい情報はこちら





JFトリビアクイズの”最終ヒント”






さてさてみなさん。


昨日のクイズの正解、わかりましたか?


ミスチルの「ひびき」という曲のミュージックビデオに出てくる女の子はJFとどんな関係があるでしょう?という問題だったのですが・・・





まだ分からない人へ、最終ヒントです。


これ、見てみてください→ http://www.jpf.go.jp/video/japanfoundation/j_13.html





もう、わかりましたよね?





答えは、もうちょっと引っ張っちゃいましょう。


本日の午後掲載です。





Thursday, June 7, 2007

JFトリビア Part2~あの話題のアルバムのミュージック・ビデオとJFとの関係って?~






みなさんこんにちはー。




先日三富さんから、映画「しゃべれどもしゃべれども」(平山秀幸監督作品、国分太一主演)にまつわるJFトリビアを紹介したもらったんですが、あれ、難しかったですよね*1。ということで、今日は「初級編」をお届けしますー。


ジャパンファウンデーション初心者のあなた も、ぜひTRYしてください!





まず、見ていただきたいのはこちらのページ


→ http://www.toysfactory.co.jp/mrchildren/


そう、ミスチル15年の活動の中で、シングルのカップリングとして発売されながら、一度もアルバムに入らなかった曲たちをあつめたことで話題のアルバム「B-side」。ミスチルを聞いて受験を乗り越え、ミスチルを聞きながら海岸をドライブした世代としては、なんとも心憎い演出のアルバムなのですが・・・とまあ、そんな感傷はおいておいて(苦笑)、開いたページの真ん中あたりまでスクロールすると、





「ひびき」ミュージックビデオ視聴





という部分があるので、クリック、クリック!


一時期テレビでもよく流れていたから、見たことある人も多いと思いますが、、、





あれ?





この女の子、どこかで見たことありませんか?ほら。ほらほら。。。 ?c(゚.゚*)エート。。。








思いつかなかった方は、ジャパンファウンデーションのホームページを探してみてください。見つけた方は、ぜひTB打ってくださいねー。





正解は、明日の朝お知らせしまーす! ヽ(▽⌒*)チェックシテネ




*1:JF職員にもかかわらず、映像を3回見ても発見できなかったオレペコ・・・ヾ(- -;)





Monday, June 4, 2007

 新人さんの登竜門~一芸やらなければ本物のJF職員にはなれないってほんと???






今日は、毎年恒例、 





  『新人歓迎会』  




の模様をお届けしましょうっ*1! ☆ヽ(▽⌒*)♪





多くの会社・組織でも、新しく入社・入省etc.された方を歓迎する会、というのは存在することと思いますが、実態としては飲み会というケースが多いのではないでしょうか。





基金の場合は、なぜか 歓迎される新入職員の皆さんが 芸を披露する会という、理不尽にも思える伝統があります。年々「新人さん」(私よりもキャリアを積んだ方が多く、新人とお呼びするには気がひけるのですが)の舞台はレベルアップ&ヒートアップ。今年は某公共放送の番組「プロジェクト・○」の構成をもとにした、すばらしい映像と、その合間に披露される、





ヒップホップダンス↓


f:id:japanfoundation:20070530193215j:image





カンフー演舞↓


f:id:japanfoundation:20070530194228j:image





バリ舞踊↓


f:id:japanfoundation:20070530195257j:image





の練りに練られた30分。新入職員の中に、それぞれの技の鍛錬を積んだ方がいて、初心者の方も練習に励み本番を迎えたとのこと。中にはベテランの先輩も一緒になって汗を流しておられ、意外な姿に会場も沸きました。





「出し物」のメインはもちろん新人さんなのですが、その前座に 若干汚れ役 の(すみません)先輩方による芸が披露され、まだ一滴も飲酒していないはずなのに、仕事中には見られないハジケタ姿を、素面で成し遂げられたことに改めて感服。





たとえば、とっても時代錯誤のヘビメタチームが大暴れ!


理事長に決裁案を「おねがいしますっ!!!」と勢いよく(というか、勢いに任せて)差し出したところ、、、


f:id:japanfoundation:20070530191220j:image





玉砕(チーン)。


f:id:japanfoundation:20070530191226j:image


のちほど理事長からは、「驚きすぎてサインするのを忘れてしまった!」とのコメントが。


いやはや、勢いだけではだめですな(笑)。








f:id:japanfoundation:20070530203540j:image:leftf:id:japanfoundation:20070530203313j:image:right締めは、ファッションショー「ASIA5 EXTRA」。

これは、以前このブログでもご紹介した、Asia5×Doreme という事業でお招きしたアジア各国のトップデザイナーの方々にデザインしてもらって作ったTシャツをメインにしたイベントです*2




入社2年目から、課長さんまでがモデルとなり、前日までほとんど準備が整っていなかったにも関わらず、出演者はみな小道具持参で登場。思い思いの姿でキャット・ウォーキング。最後はデザイナーに扮する担当部署の室長がモデルに囲まれて歩くフィナーレ。予想以上のできばえで、会場から感嘆の声あり、声援あり、若干笑いあり*3





毎年、新人歓迎会を迎えるたびに、(自社自賛で恐縮ですが)「なんて多才な人が多い職場なんだろう~」「この、のりのよさ、組織力、行動力!」と感動します。新人さんの仕事の後の日々の練習(自主的)、若手職員の資金集め(カンパを執拗に迫る)・舞台設営・広報・買出しなど(自主的+若干強制的?)を経て、歓迎会が終わった後の一抹の寂しさから察するに、年一度みんなが燃えるイベントなのです。





というわけで、今年もこの一大イベントが終わってしまいました。


そろそろまた仕事にエネルギーを戻しましょうかねぇ。 (め)




*1:昨年は7月だったのですが、今年はまだフレッシュなうちに、ということで5月30日に行いました。ゲストになななんと、あの氣●団や井●陽水氏もきた(?)とうわさの去年の様子はこちら


*2:Asia5×Doremeのファッションショーは、動画スクウェアでご覧になれます。こちらからどうぞ!


*3:ちなみに、このTシャツ完成までの経緯については、また改めてブログで裏話をご紹介する予定ですのでお楽しみに!





Friday, June 1, 2007

 開高健がモンゴル酒を飲む・・・?






f:id:japanfoundation:20070601123402j:image:left『をちこち』とは、ご存知のとおり、国際交流基金が隔月で発行している雑誌ですが・・・


みなさん、この表紙の写真を見て何か気づくこと、ありませんか??
























そうです!ロゴが「漢字」から「ひらがな」になりました。w(゚o゚)w オオー!


しかも、リニューアルしたのはロゴだけではありません。

第16号からは「週刊SPA!」や「週刊アスキー」「婦人公論」で編集長を歴任した渡邊直樹氏が新編集長に。2004年からは大学教授としてもご活躍の渡邊編集長が、今日、ブログに初登場です*1!!





ということで、第17号が特集する「世界のお酒と文化」について、舞台裏をのぞいてしまいましょう・・・(^^)


ちなみに目次(抜粋)は↓です!



○巻頭鼎談 世界の酒文化を楽しむ時代が来た


 樺山紘一×西川恵×山本容子


○対談 日本のウイスキー文化と作家・開高健を語る


 輿水精一×高橋昇


○カバ先生 ソウルへ行く 


 寺沢大介


○村上春樹氏のオコナー賞授賞式に出席して 


 ジェイ・ルービン






゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。

巻頭の座談会での山本容子さんのお話のように、私にもアブサン*2を飲んでみたいと熱望していた時期がありました。19世紀のパリに集まった芸術家が飲んだ「禁断の酒」。幻覚を起こすとか、体に悪いとして禁止されたということ自体も血気盛んな若者をひきつける魅力となります。しかし、残念ながら幻のアブサンとは巡り合えませんでした。





アブサンを真似てつくられたのがパスティスです。水を注ぐと白濁し、アニス系の独特の香りがする南仏で好まれるお酒です。日本でもベストセラーになったピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』のなかに頻繁に登場して一時話題になりましたが、癖が強いせいか日本で好む人は多くないようです。本が発売された直後、このパスティスを探し歩いたことがあります。パスティスのなかでもペルノーやリカールは日本でも入手できたので飲んでいましたが、本の挿絵に登場するパスティス51(サンカンテアン)は入手できません。これを入手しようと、パリに滞在した短い時間の合間に街中を探しました。でも、リカールはあるのですが51はなかなか見つかりません。あきらめてホテルへの帰途たまたま入った店でパスティスを頼んだところ、これが51のボトルだったのです。たずねてみると、すぐ裏の店で買えるとのこと。日本のタバコ屋さん(今はほとんど見かけませんが)のような小さな店で2本買い求めました。





その後しばらくはパスティスからはじまり、薬草系のリキュールにはまっていました。




薬草系で独特の香りといえば、ウンターベルグも忘れられません。ひとことでいえば「龍角散の味」です。喉に良いのは龍角散ですが、「ウンターベルグは二日酔いにいちばん」と、大阪・ミナミのバーで教えてくれたのが、アートディレクターの長友啓典さんでした*3。たしかに、とくにひどい二日酔いで今日はもう飲めない、というときにこの酒を飲むとあら不思議、「さあ、今日も飲もう!」という新たな気分になったものです。





表紙の開高健さんとは残念ながら直接お目にかかったことはありませんでしたが、特集にご登場いただいた写真家の高橋昇さんや、サントリー宣伝部にも在籍していた作家の吉村喜彦さんから、生前のお話をいろいろとうかがったことがあります。誌面で紹介できなかったエピソードとして海外でのテレビ番組の取材で昼食に出た肉を開高さんが「うまそうやなあ」というのでテレビのクルーが「うまいうまい」と食べたところ、夜になると気持ちが悪くなってほとんど全員トイレにかけこんだそうです。大丈夫だったのは、その肉がちょっと臭ったのが気になって食べなかった高橋さんと開高さんの二人だけ。「先生、よく大丈夫でしたね」ときくと開高さん「あの肉少し臭ったよな」と答えたとのこと。開高先生も肉には口をつけなかったのでした。「ああ見えて、本当はとても繊細なんだ」と高橋さんは目を細め、開高先生が好んだマッカラン18年のグラスを傾けました。(来月に続く・・・)


゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。゚・:*:・。




*1:今後も月に一度、編集長自ら「をちこち」の舞台裏を紹介していきますよー。お楽しみに!


*2オレペコより:ウィキペディアではこんな風に紹介されています。


*3オレペコより:長友さんの素敵なブログを発見してしまいました!お料理やお酒の写真がいっぱいで、楽しいブログです。気になる方は、こちら