Thursday, June 21, 2007

Tシャツを買って国際貢献?(前編)



みなさんこんにちは。


オレペコでーす。





以前、 「新人さんの登竜門~一芸やらなければ本物のJF職員にはなれないってほんと?」という記事で、ジャパンファウンデーションTシャツのお披露目ファッションショーを紹介したのは覚えていらっしゃいますか?





なに?知らない?? Σ(゚д゚;) ヌオォ!?


そんな方は、こちらを今すぐチェキってください。








さてさて。実はオレペコたちブログチームは、あのとき、モデルたちに囲まれてニッコニコだった某担当室長に突撃取材を試みたのです!うふ:*:・゚☆ 今日はその様子をお伝えしましょう。





f:id:japanfoundation:20070620150853j:image:w250:leftちなみにオレペコ、個人的に、室長のきれいなお肌にずっと前から憧れておりました。こういってはなんですが、ご年齢からしたらびっくりしちゃうほど、お肌がぴっかぴか☆なのです♪さすが資生堂からいらしたお方!














ね。ね!








ではでは、早速はじめましょう(笑)








Q: 今回のTシャツ、 JFの事業で招へいしたアジアのデザイナーさんたち*1にデザインをしてもらうという発想が面白いと思ったのですが、このアイデアはどうやって生まれたんですか?





A: そもそも、あの事業自体が画期的だったんですよ。アジアの5カ国から、トップレベルのデザイナー5人を一度に呼んできて日本でファッションショーをしたのは、おそらく、今回が初めての試みだったと思います。で、これだけの人たちに来てもらうんだから、ぜひ、彼らにデザインしてもらってTシャツを作ろう、ということになった。





Q: ということは、彼らを実際に呼ぶ前からそういう構想があった、と。事前にデザインもお願いしていたんでしょうか?




A: ええ。来日前に、基金のシンボルである 「ちょうちょ」マークをどこかに入れる 、ということだけを条件に、デザインを持ってきてくれるように頼みました。でも、実際ふたを開けてみると、デザインを持ってきてくれたのは インドネシアのオスカルさん ただ一人。他の人たちは、「実際日本にいって、日本を実感した上で、デザインしたい」と考えたようです。なので、複数パターンをもってきてくれたのもオスカルさんだけですね。彼は5つくらい持ってきてくれたのですが、JF職員の意見も取り入れて、あの「強さと不死」の象徴であるドラゴンと、「やさしさ」の象徴ともいえるちょうちょとを組み合わせたデザインが選ばれました*2





Q: へええ。それにしても、どのTシャツのデザインもとっても細かくて繊細な模様が見事に表現されていますよね。





A: 実はそこが今回のポイントの一つなんですよ。通常、Tシャツに模様をつけるときに使われている手法は「シルク・スクリーン」。簡単にいえば、版を作るわけです。これだと、一度版を作ってしまえばあとは印刷するだけなので、大量生産には向いているんですが、一方、今回のデザイナーさんたちが表現しようとしたような非常に細かいデザインというのはなかなか表現しづらい。また、版を作るのにある程度のお金がかかるので、製作側としては、やはり、ある程度の在庫を抱え込まなければならなくなるわけです。





ところが、ラッキーなことに、今回製作をお願いした「エア・クリッパー」社さんは、ちょうど、「インクジェット」でTシャツにデザインを描くシステムを開発したところだったんです。これだと、要は、カラーコピーのような感じなので、細かなデザインがほぼそのまま布の上で再現できる。しかも、版を作らないので、在庫を抱える必要がない。1枚でも、100枚でも、かかる単価は同じなわけです。いやあ、この手法を使えたのはラッキーでしたね。





f:id:japanfoundation:20070620152019j:image:w250:rightQ: なるほど!確かに、そもそも大量に売ることを目的とした製品ではないですし、いろんなパターンを作りたいとなると、その技術があったことは本当にラッキーでしたね。





そういえば、聞いた話では、パッケージのデザインが好評のようです。日本的な和紙素材や、まるでワインボトルのような包み方が、中身がTシャツとは思えない小粋さだと思うのですが、あのパッケージのアイデアはどうやって生まれたのですか?





A: 和紙素材はJF職員が選んだものですが、この包み方は私のアイデアなんですよ!よくTシャツを包んであるような、透明なビニールでは面白くない。でも、紙の箱だとかさばるし、コストもかかる。そこで出てきたのがこの包み方のアイデア!しかも、立てておけるデザインがかっこいいんじゃないか、と。





一同: 確かに、素敵ですー。このままプレゼントにしたいですね! 





A: 私に特別プレゼントしてくれても、ウェルカムですよ v(*'-^*)-☆


 


(つづく・・・)



 

ちなみに、このTシャツは、実はJFの商品開発の中では最初のものではありません。これまでにも、マグカップ、トートバッグなどいくつか商品を作っています*3。そもそも、「独立行政法人がグッズを販売」ということ自体がぴんと来ない方も多いかも。そのあたりもちゃんと室長に聞いてありますので、続きは後半で。


ちなみに、今日の日記のタイトルもヒント。今流行のCSR(Corporate Social Responsibility)がキーワードだったりします。うふ。:*:・゚☆





売れ筋のTシャツランキングなども併せてお知らせしますので、お楽しみに!!!




*1:Asia5×Doremeという事業です。動画もありますよ→こちら。ブログチームの潜入レポートはこっち


*2:他のTシャツもそれぞれコンセプトがあるんですよ。こちらから入って、気になるTシャツをクリックしてみてください


*3:いずれもJFICショップで購入できます。こちら





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