Monday, September 10, 2007

今年のインターン生特集は一味違います!



みなさん、こんにちは。潮風です。ここ数回、世界からの報告が続いていましたが、今回は本部@東京の話題をご紹介。





約1ヶ月ほど前から、本部では廊下を歩いていると、あまり見慣れない顔の、そしてナンとも爽やかな空気をもった若人とすれ違ったりします。新入職員?( ・◇・)?(・◇・ ) イエイエ 、、


ジャパンファウンデーション夏のインターン生の皆さんです!!




そう、毎年ジャパンファウンデーションには夏に大勢の学生の方々がきていて、その様子はこのブログでもインターン生特集☆」として、それぞれに記事を投稿してもらい、ご紹介していたりもしましたね。この特集、インターンシップの報告となるだけでなく、就職活動の時期とかにも「参考になる」って声ももらったりしていました*1





そこで今年はまた新たな視点でこの特集をお届けしようと、インターン生の皆さんとブログチームによる座談会を開き、インターン生の皆さんにジャパンファウンデーションについてあれやこれやと話してもらうことにしました!全3回にわたってお送りする、今日は第1弾です。それでは、どうぞ!!





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こんにちは。8月13日から人事課でインターン実習を行っている上野です。


今回「ブログの原稿を書いてみないか」というお話を頂き、引き受けさせていただきました。よろしくお願いします。




国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では大学生・大学院生のインターンシップを行っており、8月17日(金)にインターン生8名と職員で座談会を行いました。*2出席したインターン生は、以下の方々です(カッコ内は受入部署)。



八重樫さん(事業開発戦略室)、上田さん(トリエンナーレ準備室)、川越さん(映像出版課)、吉岩さん(日中交流センター)、浅川さん(アジア・大洋州課)、留学生の車さん(企画調整課)、鍋島さん(秘書室)、上野(人事課)



ちなみに秘書室の鍋島さんは男性です!「秘書=女性」というイメージを覆したインターン配属先となりました。鍋島さん本人もビックリです。



Q.皆さん、配属先ではどんな仕事をしているのですか?


f:id:japanfoundation:20070818002302j:image:right


上田(トリエンナーレ準備室):私は、本当にいろんな仕事をさせてもらいました。キュレーターに英語で手紙を書いたり、データ入力など、どれもすごく勉強になりました。


川越(映像出版課):私は主にデータ入力を担当しました。


八重樫(事業開発戦略室):中国と韓国のCSR(企業の社会貢献活動)の比較をしています。また、基金グッズのラッピングを手伝いました。


鍋島(秘書室):理事長が新聞のコラム欄に寄稿されているのですが、僕は主にその原稿入力を担当していました。また、他の秘書の方が不在のときには、お茶出しもしていました(笑)。たぶん役員の方たちは女性の秘書の方にお茶を入れてもらえた方が嬉しいんでしょうが、僕にとっては役員の方々と直にお話をするいい機会でした。


車(企画調整課):私は、中国の日本語教育機関を対象に実施したアンケートのとりまとめをやっています。


浅川(アジア・大洋州課):私は、データ入力や、アジア向けのフェローシップ・プログラムを手伝っています。


吉岩(日中交流センター):僕は、中国からの高校生招聘事業に関わっています。日本の受入高校との連絡業務を担当しています。




Q.率直に聞いてみたいのですが、みなさん、今はこうして国際交流基金のインターンシップに参加されていますが、この「国際交流基金」という組織のことはいつごろ知りましたか?*3

川越:私の学校には「先生」として基金の職員が来ていたので名前は知っていました。*4


浅川:私は過去に留学経験があるのですが、留学先の現地で日本語を勉強している友達が受ける検定試験(日本語能力試験)の主催団体として知りました。


車:韓国にいるときからもともと名前は知っていましたが、まさかインターンとして来るとは思いませんでした。





Q. 実習中最も印象に残った体験、上司や先輩の一言って何でしょう?


上田:社会人の方の会話を聞くことですね。トリエンナーレ準備室の先輩と一度昼食を一緒にとった時、「なんて芸術的な会話をしているの」って思いました(笑)「池に銀色の玉をぶわぁっと浮かべる」だとか、日常的な会話という感じではなかったのでビックリしました。


浅川:私も社会人の方の会話を聞くことです。上下関係はあっても、仕事上では意見を同等に述べる姿、下の立場であっても意見を言うときは自分の意見をしっかり言っている姿を見て、かっこいいなぁと思いました。


車:歓迎会を開いてくれたことです。私は留学生で時々間違った日本語を使ってしまうことがあるのですが、配属先が「日本語事業部」なので、日本語の先生方に食事中でもすぐに指摘されました(笑)


吉岩:基金のスタッフには海外を旅したり海外で働いたりした人が多いので、経験談を聞くことができ、参考になっています。僕はバックパッカーで旅をしたことがあるんですが、そうした経験が社会で役に立つこともあるんだなと実感しました。

八重樫:私も食事に連れて行ってもらったときに、化粧品の話になったんです。私の受入部署の室長(富岡室長)は、長年化粧品会社で商品開発に携わった後、JFに来られています。そのせいか、デザインという言葉にとても敏感で、商品開発に関する話の時は目がキラキラしていました。国際交流という分野とはまた違った話ができてよかったです。*5




Q. ちょうど富岡室長の話が出ましたが、皆さんは富岡室長(文化事業部事業開発戦略室)のレクチャー「事業戦略開発室について」を受けましたよね。富岡室長は、化粧品会社での長年の経験を経てJFに来られたこともあり、ユニークなお話だったようですね。感想を一言お願いします。*6


f:id:japanfoundation:20070817231041j:image:left


上田:富岡室長が最後のスライドをお忘れになったときのこと。その内容が、たまたまさきほどの話にも出た「化粧品の商品開発」についてだったのですが、それまでご説明されてきた事業概要よりも、一番面白そうに話していらっしゃるのが印象的でした(笑)。


全員:確かに(笑)。


上野:私は大学の学部の専攻がマネジメントで、商品開発という分野に興味があるんですが、「大雑把に『女性が求める化粧品』として進めていくのではなくて、開発者側が女性の立場になって商品開発をすることで満足のできる商品が生まれる。」という話を聞いて、そういった消費者側への気遣いとこだわりに日本が誇る「商品の質」があるんだなぁと思いました。


鍋島:日本の企業の作り出す商品を一つの文化として捉えられていたことに興味を持ちました。商品開発という視点から国際交流の分野を見られた気がします。





Q. 基金でインターンとして働いてみて、ここは改善した方がよいと思うことはありましたか?


吉岩:基金に宿泊できる研修施設があるのなら、僕たちみたいな地方から来ているインターン生が宿泊できたらいいと思います。海外から来た研修生と共に生活をすることで、日本の文化を紹介することもできますし、インターン生にとっても住居面で助かります。


浅川:「職員のみなさんがほんわかしている」と感想を述べたら、「民間営利企業とは違うから」と言われました。企業だと利益を出さなきゃ~という意識があるけど、独立行政法人なのでそこまで鬼気せまるものがないのでしょうか。


スタッフ:「国際文化交流」に関心がある人が集まっているだけあって、やわらかい雰囲気を持った人が多いのは事実ですが、仕事となると目の色が変わる人が多いです(笑)。特に年度末やイベント直前は、鬼気迫る人がオフィスに溢れているような・・・(; ̄д ̄)。「民間企業とは違うから・・・」というのは、必ずしも短期的な成果や数字での達成を求められるわけではないから、雰囲気はちょっと違うかもね、ということをいいたかったのだと思います。





Q.最後に、これからインターンをする人、インターンをしようかどうか迷っている人へのアドバイスや一言をお願いします。


鍋島:インターン生を受け入れてくれる企業は最近多くなってきましたが、こうして参加してみると、インターン生として業務に没頭するのも大事ですが、あくまで「観察者」として客観的な目線で見ることも大事だと思います。


上田:私も同じ意見で、インターン生という立場を最大限利用することが大事なのだと思います。インターン生だからこそ得ることが多くて、客観的かつ企業の内部から見ることができるのは糧になると思います。


車:外国人という立場なので、メリットがあったりデメリットがあったりしましたが、外国人の目線からアイディアを出せたのが嬉しかったです。


浅川:私もインターン生として、いろいろ見られるところがあると感じました。社会に出たことが今までなかったけれど、インターン生として組織というものを見ることができたことが嬉しかったです。


吉岩:一緒に働かせて頂いた職員の経験を聞けたのが良かったです。仕事をしている職員の視点や気持ち、背景を知ることができました。短期でも社会人としてのライフスタイルを楽しめたのがよかったですね。六本木で働けたってことがすごい体験で。働いて自分たちを育ててくれた親の苦しみを知れた気がしました(笑)あと毎日Yシャツにアイロンをかける大変さですかね。


鍋島:僕も通勤ラッシュに飲まれながらスーツで通うのは大変なんだなと感じました。こういう体験って学生である今はそんなに体験できることではないですよね(笑)。


川越:学校に通っているときは着ないようなオフィス用の服を毎日選ぶのが大変でした。


上野:まさかこんな高層ビルで働けるとは思っていなかったので。違う大学の友達に「今インターンシップで六本木で働いているんだよ」って言ったらすごく羨ましがられて、ちょっと優越感に浸っていました(笑)組織の中にいることで、毎日組織がどう動いているのか、一人ひとりの仕事内容についても知ることができて良い体験でした。


八重樫:インターン生という立場を利用して、いろんな経歴をもった人と接することができたのがよかったです。受け入れ部署に限らず、積極的に関わっていくことをお勧めします。






インターンのみなさんお疲れ様でした!期間がまだある人も、今日で終える人もこれからの学生生活を楽しんでくださいね。




*1:実際、今年の新人職員のミカンちゃんも、入社前に見ていたそうです


*2:JFでは、大学との協定に基づき、主に夏(8月・9月)にインターン生を受け入れています。


*3:近年広報に力を入れているJFスタッフとしては、「普通の」学生さんの中での知名度が気になって、いきなりこの質問をぶつけてみました。大学のインターン募集の掲示、講義などを通じて知った人が多かったようです。


*4:基金の職員の中には、大学で国際交流論などの講義を担当している者もいます。


*5:富岡室長はこのブログでも登場済みです!その目のキラキラっぷりはここからチェック↓
Tシャツを買って国際貢献?(前編)
Tシャツを買って、国際貢献?(後編)


*6:JFのインターンでは、単に所属部署での仕事をしていただくだけでなく、経験豊富なスタッフによるレクチャーや、JFで実施されるイベントなどにも積極的に参加していただいて、国際交流の現場に少しでも触れていただくように努めています!





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